変形性関節症とは関節で骨を覆っている軟骨が不可逆的な損傷を受ける病気です。
原因ははっきりしないことが多く、加齢とともに症状が目立ってくることが多いです。
寝起きに足を引きずって、歩いているうちにこの症状が軽くなるのが特徴的です。
その他激しい運動をしたときに足を引きずったり、悪い足がけいれんしたりします。
変形性関節症は今のところ完治することのない病気です。
したがって、治療としてはNSAID(ロキソニンやバッファリンの仲間)で痛みを抑えてサプリメントで関節軟骨の修復を助けてうまく付き合っていくことになります。
最近では、カルトロフェンという週1回の注射を4週間すればよい薬が出ています。これは、副作用の心配がほとんどなく関節軟骨の修復と鎮痛をやってのけるよい薬ですがかなり高価なため導入しずらいです。
NSAIDは消炎剤としてはよく使われる薬です。
保険適用になるのはいいのですが、胃腸障害や関節軟骨の修復の阻害のほか肝臓や腎臓の悪い子には使いにくいという欠点があります。頓服としてはあまり問題ないとは思いますが、長期的に与えるのは考えものです。
この病気は老犬に多くみられるので、当院ではホモトキシコロジーをすすめています。ZeelというレメディーはNSAIDの鎮痛効果に引けを取らない上に関節軟骨の修復を促して胃腸障害をおこすこともありません。何より、内臓機能の弱った老犬に優しいのがいいです。
現在3件ほどにZeelを処方していますが、反応は上々です。






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