こんにちは
ミウラはり灸漢方院です
うちの看板娘のサランですが、7月の20日、もうすぐ10ヶ月を迎えるに当たり、初めてのヒート(生理)になりました!
その前日から、外陰部が膨れてるなって思ったら、翌日から出血
(わたち、ちょっと、ちんどいねん!)
それでオシメをしようとしたら今までにないような勢いで嫌がりできませんでした
21日頃になると、外陰部の腫れが大きくなり、よく見ると肛門部に人間で言うと『外痔核(イボ痔)』のようなものができています
外陰部の腫れも心配ですがそれより肛門の腫瘍(小豆大)が気になりました
(おちりのできもんが、気になり受診)
それで、調べてみると何と犬さんには『痔疾』というものが無く
肛門にできる腫瘍は、おおむね3つに限られるとのこと
1、肛門周囲腺腫
2、肛門周囲腺癌
3、肛門周囲アポクリン線癌
順にかんたんに説明しますと、
1、肛門周囲腺腫
高齢の非去勢の雄に好発する腫瘍で概ね良性腫瘍
2、肛門周囲腺癌
性差は無いが、高齢犬に好発する悪性腫瘍
3、肛門周囲アポクリン線癌
これも、性差は無いが悪性腫瘍で転移も多い癌です
どれにしても、大きくなると浸潤も深くなり、かなり大きく切除が必要で、場所が場所だけに
肛門括約筋もいっしょに切除になるので、排便障害なども出てくるとのこと
以上の下調べをしたうえで、受診しました
(待ってるときぃ~~!)
検査にスメア(綿棒による組織採取の顕微鏡検査)を行い、診断結果は
1.膣炎
ヒートで出血したことで舐めたことに寄る細菌感染
2、肛門腫瘍は、上記の1、2、3、どれも100%の否定は出来ないけど
年齢などを考慮すると、『組織球腫』ではないかとのことでした
この組織球腫というのは、3歳までの子に好発する良性腫瘍で、通常、四肢や頭に出来ることが多いらしい
(看護師さんのがっちり、保持の様子)
お尻に関しては、しばらく様子見で
膣炎に関し
・原因⇒感染なので抗生剤の適用
・炎症⇒ステロイドの適用⇒免疫を低下させ感染を助長させる可能性⇒同時にお尻の腫瘍が悪性だった場合、悪化させる可能性がある
(わたち、疲れたねん!診察ベッドの上でウトウト)
ということで、先ずは、1週間、膣炎の治療を優先に抗生剤で叩くと言うことになりました
明日8月1日で投薬1週間で再受診の予定です
膣炎に関しては、腫れが少し小さくなっている感じです
お尻のできもんも、検査の時に触ったためかしばらく大きくなった感がありみたけど、今は落ち着いています
おそらくですが、1~2ヶ月くらいで自然消失してくれるものかと思います
食欲も、元気も、いたずらもいつものようにありますからだいじょうぶかなとも思っています
また、経過報告いたしますね~!
※1諭吉さんが、飛んで行きました…。