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夜遅く、京都を後にし、名古屋へ着く。


あたしは・・・。


またまた親に嘘をついた・・・・。(;´Д⊂)ウワー


(もう、いい加減怒られるだろうな・・・)



その事も心配だったが、
今は望月さんの事が心配だった。


あの時の、望月さんの顔が、
頭に焼き付いて離れない。


心の奥に、鉛を呑んでいるような、
そんな心境だった。



深夜になり、
望月さんからようやく電話が来た。



『由香・・・。』



『望月さん・・・。』



尾崎さんが、スっと席をはずす。



『由香・・・。昼間は、ごめん・・・。』



『・・・・。』




望月さんは、いつもの優しい声に戻っていた。


また涙が出そうになった。

続く

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