最近選挙絡みで
選挙システムの根幹を揺るがすような
迷惑行為が発生している
自由を履き違えた馬鹿者が
非常識な行動をとっている
馬鹿者たちの言い分は
表現の自由があるので
どんなポスターを出しても良い
規定に書いてないから
ポスター枠を売り飛ばして
候補者と無関係な内容を表示しても問題ない
少し前には選挙活動として
表現の自由を盾に
他候補者の妨害を行う輩もいた
確かに公職選挙法には明確な決まり無く
グレーゾーンだが
悪意を感じ限りなくブラック
あるいは選挙法に
抜け穴があることを見つけた俺って
頭いいだろうと見せびらかしたいのなら
自分に酔う独りよがりな行動
社会にとって何ら益をもたらすものでなく
傍目には迷惑な馬鹿としか思えない
こうした行為が規定で禁止されていないのは
常識的な考えがあればやらないことなので
書かれていないだけのこと
それをやることで
その先に何があるのか考えないのだろうか
選挙活動に対して
①行政からの締め付けが厳しくなる
②国民の選挙への信頼がなくなる
この二点を指摘しておこう
当然国や自治体は次の選挙までに
非行を取り締まる決まりを作らざるを得ない
どんどん締め付けが厳しくなる方向しかない
それが如何に恐ろしいことか
それは表現の自由を制限する方向に向かうこと
権力による管理強化を良しとする風潮が生まれること
卑近な例として
思いつくのは学校の校則のこと
高い学力レベルの高校は校則がゆるい
細かい決まりがなくても
生徒は良識ある行動をとるであろうという
性善説と教員との信頼関係があるから
それに比して底辺高校は
校則で箸の上げ下げまで決められ
指導教員の監視の目も厳しいケースが多い
やる気の無い生徒
ヤンキーがいるような学校では
細かい規則を定めて
できることできないことを規定しないと
秩序が保てなくなるという性悪説によるもの
早い話が
管理する側にとって
良識ある行動が見込めない集団は
規則でがんじがらめにして
コントロールせざるを得ないし
そうした管理の方が楽であるということ
自ら判断する能力が無い生徒の場合は
何をやって良いのか悪いのか
箸の上げ下げまで規定してやらないと
動かないこともよくある話
言論の自由においても
生徒が学校や先生に対する不平不満を表す場合
建設的でない主義主張だけに終始するならば
何ら学校に資するところがなく
教員は聞く耳を持たなくなる
例え百のうち一つの価値ある意見があっても
発言は見過ごされるであろう
それは国家レベルでも同じこと
本来の民主主義は
人権が尊重されるも
他者を害せず公益を優先する
良識ある行動があって成立するもの
言論の自由にしても
好き勝手表現することを保証する訳でなく
他者を害せず公益の範囲で
社会が良くなる方向への意見が出て
皆で議論して
時の政治を動かすことに意義がある
最近の状況を見ていると
国の構成者である国民自らが
民主主義を蔑ろにして
毀損しているように見えてならない
近い将来選挙での立候補のハードルが
格段に高くなる可能性をはらんでいる
そして選挙において問題が起きないよう
立候補者の事前審査が
導入されることになるかもしれない
海外を見ると
専制主義絶対主義の国家では
政権が認めた者しか選挙に立候補できない
制度をとる国がある
もちろんそれによる選挙は
時の政権に阿く者だけの人選
民衆意思を無視したものであり
選挙の体を成していない
こうした国の行き着くところは
政権にとって面倒な選挙を省略し
政権の一存による指名制がとられる可能性も
否定できない
そして今回の選挙での一連の問題
自由を履き違えた馬鹿な人物による
選挙を蔑ろにする行為が続くと
自由を制限する方向に向かうことになり
行き着く先として
専制主義絶対主義を呼び込む基になりかねない
先制主義絶対主義をとる国は
民主主義が成立する社会が成熟していない
社会が成熟すれば人権意識が高まり
専制主義絶対主義は必ず行き詰まる
逆に言うと社会が成熟すると
権力を得た為政者にとっては不利なため
議論が起こる素地が起きないよう
情報統制と言論統制が徹底されるのである
専制主義絶対主義国家は国体維持のため
言論統制思想統制を徹底して
膨大な監視システムを構築して
それに莫大なコストを費やす
実に馬鹿げたことである
誰のために国があるのか
それだけの監視コストを
国民が喜ぶ他のものに使うことを考えないのか
一握りの権力者のための国家にしてはならない
民衆は権力者の奉仕者ではない
そのためにも民主主義の根幹である
選挙制度を冒涜するような行為は
絶対許してはならず
厳しく罰しないといけない
みゅう