今日の画象は回天




人間魚雷・回天

 - 哀しい記憶が思い起こされる方も多いことだろう。終戦間近、一人乗り用のこの回天に乗り出撃し戦艦、空母、巡洋艦などにぶつかっていって自爆した若人も多かった。


kaiten


私が中学生の頃、遠足で江田島の第一術科学校(旧海軍兵学校)で戦争に出向いて亡くなった若い人の遺書、回天や船の大砲の砲身を見学したことを思い出す。回天、砲身の前で記念写真を撮っているものもあった。


当時は戦争で人が死ぬと知りつつ現実感が無く訳も分からずにいたが、今となってはこの記憶が戦争で人が死ぬという哀しい出来事が起こらないで欲しいという思いの元になっていることを知る。


一緒に行った子ども達の記憶にも戦争の記憶のカケラが残って欲しいものだと願わずにいられない。