すっかり寒くなってきました。
2021年も残すところあと2か月もないなんて!!
さて、前回の続きです。
SPさんの出勤も残すところ1か月くらいになりました。
生産性TOPの成績を誇る方なので、自分のデキには大いに自身がある方です。
なので、辞めるにあたり、自分の対応テク・技の伝授を申し出てきました。
管理側は、「そこまでおっしゃっていただけるのであれば、習いたいという希望者がいたら、時間を取りましょう。」
と、返事をしていたそうです。
今月初めに、退職の告示がされ、“伝授”についても、メンバーへはお知らせがながれました。
彼女のシナリオはこうです。
~SPさんのテクニックを習いたいというメンバーがいて、時間をとってもらえる。
さて・・・1週間経っても
誰も、聞きたい!習いたい!というメンバーはいませんでした
この点が退職に至るまでの誤算に続き、2つ目の誤算となりました
普段から、隣になったメンバーや目の前になったメンバー、ないしは斜めに座っているメンバーの
対応は常に聞き耳を立て、
「今のは○○だ。この時は、こうやって言うんだよ。」
「この前、教えたやり方やってる?」
「言い回し、教えた通りに言えてないね。」
・・・
とまぁ、頼まれてもいないのに、あれやこれやダメ出し&フィードバックをするんです。
テク伝なんて、習いに行ったら、何ほど言われるかわからない
しかも、短時間勤務の方たちにとって、今、別に対応に困っていないし。という方がほとんどです。
成績がものをいう職場であれば、生産性の高さを求められ、そこに向かって取り組むのだと思いますが、
うちは、そうではありません。
生産性が高い人は、確かに評価はされますが、社員ほどではありません。
さてさて、誰も申し出がなかった状況から、彼女はこう考えたようです。
「きっと、上司に言えないんだ」
そして、休憩時間を利用して、一人一人にアプローチ開始
アプローチを受けたメンバーに話を聞きました
「やめる前に、私のやり方を見たらいいよ。」
「今、現場は忙しいので、余裕ができて、時間とりますと言われたら、その時はぜひ・・・」
と、さりげなく逃げたんですよ。(はっきりお断わりするのは、ちょっと怖いので)
そしたらですね、「それなら、私から話するよ。」と言われ・・・
「あ・・・いや・・・はい。」と言うしかありませんでした。
そうなんです。
メンバーが個人的に話をしに行けないから、希望者がいないんだと思ったSPさんは
自ら、上司のもとにきて、「○○さんと○○さんが・・・」とお願いに来るようになり
自分の席に連れて行くようになりました。
人によって、かけてる時間はバラバラですが、ほかのメンバーにとっては迷惑な話です。
実際に、テク伝を受けたメンバー話を聞きました
「実際の対応を見せてもらいましたけど、早くて何がなんだかわかりませんでした。
私には、できませんね。」
「すごいとは思いますけど、マネするか?って言われたら、しないと思います。彼女だからできてるようにも見えました。」
「あまり、関わりたくないんですけど、あと少しだと思ったら我慢できました。」
なんとも、だんだんかわいそうになってきました(笑)