11人いる!
萩尾 望都が原作の少女コミックに連載していたSF漫画ですが、少女漫画というなかれ!
ストーリーがしっかりしていて、本格SF漫画なのですよ、ペンペン!
ヾ(>ω<) ペンペン!!
外部とのコンタクトが不可能な宇宙船に10人1チームの宇宙大学生たちが
乗り込むわけですが、なぜか11人いる!誰が余分な受験生なのか、
それともスパイ?、宇宙大学の隠れた監視員?疑心暗鬼の中、
11人の乗った宇宙船は外部遮断のまま53日間過ごさなければならない。
漫画の宇宙やメカの描写は松本零士のスタッフが手がけました。
第21回小学館漫画賞少年少女部門、受賞作。
以下、以前の掲載記事から引用です。
ストーリーの紹介です!
なお、ストーリーは「最後」まで書いてありますが、
ラスト近くになったら、文字を赤くしておきますので
「ストーリーを最後まで知りたくない人」は
字が赤くなったら、読むのをお止めください。
m(_ _)m
さあ、それでは『11人』とともに
宇宙に出かけてみましょうか!
惑星国家が星間連盟を結んだ遥かな未来。
新しい宇宙時代を担う人材を育成する宇宙最高峰の大学
「コスモ・アカデミー」では、3年に一度の入学試験が行われ、
様々な星系から受験生が集まっていた。
テラ(地球)系の片隅の惑星シベリーヌから来たタダは、
宇宙パイロットになる夢を胸に幾つかの難関を突破して最終試験に臨んだ。
その試験とは、選ばれた受験生たちと一緒に、
外部との連絡手段が断たれた漂流宇宙船という状況設定の中で
53日間、受験生10人で共同生活を行うというものだった。
宇宙船・白号に乗り込んだタダ(一人目)のグループの受験生は、
宇宙工学コースを志望するガンガ(二人目)、
力だめしのために受験に来たサバ系の小惑星の若き王バセスカ(三人目)、
同じサバ系の貴族の御曹子・四世(四人目)、
合格すれば男になる許可がおりるという両性体のフロル(五人目)、
電子工学に詳しいアマゾン(六人目)、
植物に興味を待つトト(七人目)、
全身が青い鱗の様な長身の青年ヌー(八人目)、
気のよさそうな赤鼻(九人目)、
小柄で褐色の肌をしたチャコ(十人目)、
岩石人間ともいうべき石頭(十一人目)と、
受験生は10人のはずが、なぜか11人いたのだ。
試験実施本部との連絡は不可能で、
唯一使用可能な非常信号の発信ボタンを押せば
外部と接触を取ったことになり、
生命の安全は確保される代わりにその時点で
全員が連帯責任で不合格になるため、
11人は互いに疑惑を抱きながら
合格決定の53日目に向けて過ごし始めるのだった。
反目し合いながらも友情を培う11人だったが、
受験生の1人で僧侶であるヌーが占星術で、
自分達のチームワークの崩壊―不合格を予言する。
一方、タダは“初めて乗る”はずの白号をよく知る自分にとまどい、
そんなタダをフロルはなにかと構い、
マヤ王バセスカ(王さま)は疑っている。
18日目、白号の軌道が公転軌道から外れたことがわかる。
太陽に近づくにつれ白号の船内温度は上昇し、
野生化してそこかしこに藪を作っていた電導ヅタが異常繁茂。
電導ヅタについて調べていたタダは、
その最中に5歳のときに白号に乗り合わせていたことを
思い出した(記憶が封じられていた)。
電導ヅタは気温が上昇すると自衛のため表皮に結晶を作るが、
その結晶体に死亡率93%の伝染病・デル赤ハン病のウイルスが
発生することがある。
タダが乗船していた当時、デル赤ハン病の発生により、
タダの両親を含む白号乗員の9割が医療力の不足から
集団感染死するという大事件が起きていたのだ。
船内の暑さと伝染病への不安から、11人はいら立ちが高じ、
ついには疑惑の目が向けられたタダを殺そうという動きまで起きてしまう。
そんな中、ガンガがデル赤ハン病に感染。
しかしサイボーグのガンガは大事に至らず治りかけで、
回復者の赤斑から抽出できるワクチンの採取の見込みができた一方、
ガンガは自分が11人目だと告白する。
しかしそれはタダをかばうためのウソで、
タダの提案とフロルの説得により、
全員で船内で爆発を起こして白号の軌道を変える作業を行った。
そうして白号の軌道を変えることに成功し、
危機を脱したように見えた11人だったが、
ヌーが予言したとおり、フロルが発病してしまう最悪の事態に。
死に至る病に、フロルを除く全員が、
満期まで8日を残して非常ボタンを使うことに同意する。
涙ながらに悔しがるフロルに、タダはプロポーズをしました。
やがて迎えの船が到着。
集合させられた船内の一室で、
判定を言い渡す教官として現われたのは、
なんと受験生の1人のはずのグレン・グロフ(石頭)だった。
石頭は、11人いたのは満期の53日までに
非常信号の発信ボタンを押させるための
トラップ(すべてのチームに設定がされていた)で、
“本当の11人目”だった自分の妨害工作、
さらには予定外のアクシデントにもかかわらず
彼ら10人はギリギリまで耐え、
また協調性と適応性で危機を乗り越えたことで
全員首席で合格と発表。
そして10人はそれぞれの未来へ旅立っていくのだった。
んん~見事!これ読んだらアニメ化したくなるのは当然。
それどころかテレビドラマにもなってたのね。これは知らんかった。
NHK少年ドラマシリーズの1作として、1977年1月2日午後6時5分 - 45分に
放映、DVDも発売されている。(ウィキペディアより)
漫画・アニメ・実写でどのように違うか。比較動画がありました!
11いる! 原作・アニメ・実写の比較
ちょっとちょっとNHK少年ドラマシリーズってあの「タイムトラベラー」の!?
(コメント)
「NHKどうしちゃったんだろう‥‥。「タイムトラベラー」から一連の「少年ドラマシリーズ」はそれなりに見ごたえがあったのに、これはもう「放送事故レベル」じゃないか! 原作はリアルタイムで読んだが、滅茶滅茶面白かったな。」
「私もNHKの実写版を視聴して愕然としたものですが。このビデオが残されていたとは知らず、貴重なものを拝見しました。」
「うわ、、、 実写初めてみた お笑いにもならないレベル」
実写版のコメント見るとほぼ、というより全員がアカン!という感想のようです。
僕から見ても、こりゃないなというのが感想です。
1977年なら、もっとマシにできただろうに。
いや~この宇宙船はホント驚いた!完全に小学校の学芸会でしょ!
佐藤慶も内心では驚いたはず、絶対。
舞台劇ですが、えっ?女性の役は出ないの?
ま、こういうドラマもありました!というお話で今日はここまで!
最近この曲が頭から離れんのですよ。
しかのこのこのここしたんたん♪
【1985年版】ヤングブラッズ 佐野元春 with The Heartland
1分46秒に出てくる女の子が一番可愛いころ(ラ・ブームあたり)のソフィー・マルソー
に似ていてビックリ。
1985年ってバブル期に入ったあたりでしょ。なんでこの場所でPV撮るかな。