クリスマス用の記事は明日から連続で♪
今日はこの人の記事を!
(hiko)
1973年7月26日、アメリカで一本の映画が公開された。
「その映画」は3ヶ月足らずで完成した上に
製作費はたったの85万ドルだった。
しかし、公開されるや北米だけで2500万ドルの興行収入を上げ
(1973年11月全米No.1)、全世界で9000万ドルの
興行収入をあげた。
そして、同じ1973年の明日・・・
つまり12月22日、
その映画は日本でも公開された。
当然のように、日本でも超ロングランの大ヒットとなり、
配給元のワーナー・ブラザース(日本)は、1974年の夏に公開した
「エクソシスト」の大ヒットもあり、1974年に支給されたボーナスは
実に3年分に相当したといわれる。
では、その85万ドルで製作され、全米興収No.1になった映画とは。
物語は、少林寺で武術修行をする主人公のもとに、秘密情報局から
香港の大富豪、ミスター・ハンが所有する小島で
3年ごとに開催される武術トーナメントに出場してもらいたい
という依頼があるところから始まる。
出場してもらいたい理由とは、その小島で麻薬製造密売が
行われている証拠と内情を探り出してほしいというもの。
主人公は、この要請を一度は断るものの、
ハンもかつては少林寺の修行僧であり、
その教えを悪用している事。
そして父からは、数年前に主人公の妹が
ハンの手下オハラの犠牲になった事を聞かされ、
トーナメントへの出場を決意する。
世界中から武道・武芸に秀でた男たちが
集まる中、必殺の拳法を身につけた主人公が、
ついに、武術トーナメントを開催する小島に乗り込んだ。
ここまでのあらすじは、スパイものの要素も絡んだ感じで
今、読んでもワクワクします。
映画が好きな人ならもうお分りでしょう。
映画のタイトルは「燃えよドラゴン」
主演は、「燃えドラ」がアメリカで公開する
6日前に急死したブルース・リー。
今から46年前の明日が、日本公開日だったのです!
カンフー映画にOO7的なスパイものの要素を取り入れ、
ハリウッドの洗練した作風とラロ・シフリンの軽快な音楽。
そして主人公・リー(名前がブルース・リーと英語名だったのも幸い)
の見せるアクションは、この映画以降のアクション映画に多大な影響を
及ぼすものとなりました。
それでは映画「燃えよドラゴン」から
オープニング・クレジットと地下室での戦いです。
注目は、オープニング動画の1分20秒ぐらいのところに、
黄色いジャケットを着た女の人が
バイクで通り過ぎるシーン。
これは少女がバイクでトーナメントの招待状を
空港に届けるシーンが撮影されたのですが、
結局カットされて使用されないまま幻のシーンとなったのですが、
タイトル・バックで香港の町並みを使いたいため
そのシーンから数カットがつかわれています。
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ
に出てくるブルース・リー!
ふっ・・・僕は敢闘賞をあげられます!
「死亡遊戯」もう一つのエンディング。
香港公開バージョンですね!
(ロバート)クローズ版のオープニング!
ドラゴンへの道
リー映画史上最強の敵チャック・ノリスが飛行機から降りたシーン。
何が驚いたかっていうと見ていただければ分かりますが
飛行場から出てくるシーン。
ズンズンズンズン♪とチャックがカメラに向かって歩いてきます
・・・でも、まさか。このまま歩いてくると
チャックのナニがドアップに!
その”まさか”のシーン。劇場でスクリーンいっぱいに大写しになった時は
アータッ!椅子の上でひっくり返りましたよ、ほんと。
当時チャックは32歳。
物凄く息が長い俳優さんです。
ブルース・リー「ドラゴンへの道」より ~ THE BIG GUY ~