タイトル通り次の7月20日はブルース・リー没後46周年です!
もうブルース・リーネタはほとんど出尽くした感がありますが・・・
コアなブルース・リーファンなら知っている、映画ファンの中でもあまり知られていない
ドラゴン危機一発の削除されたゴアシーン(残酷シーン)についてちょっと触れてみようと
思います、ペンペン!(神田松之丞の扇子叩きの音)
ドラゴン危機一発について簡単におさらいすると・・・
1970年、新興の映画会社ゴルデン・ハーベストがスター発掘を求め、ハリウッドで
TVや映画でゲスト出演を繰り返していたブルース・リーと契約し、そのリー主演第1作と
なるのが「ドラゴン危機一発」で、香港で公開されるや歴代興行記録を塗り替える大ヒットになり
香港のスーパースターの仲間入りを果たした・・・という映画です、ペンペン!
ちなみに正確には「危機一髪」ですが映画タイトルは「危機一発」となっております。
ではなぜ一発?
これは「007ロシアより愛をこめて」の最初の公開時タイトルが「007危機一発」で
以降、タイトルでは「一発」を使わることが多くなりました。(「ピカチュウ 危機一発」とか)
で、この「007危機一発」というタイトルの考えたのがこの人らしい・・・。
さて、そのドラゴン危機一発ですが、ブルース・リーの初主演ということでなのすが
僕が思うに一番、当時の香港映画色が強く出た映画だと考えております。
その理由は主演2作目「ドラゴン怒りの鉄拳」ではリー自身が様々なアイデアを持ち込み
(ヌンチャクや怪鳥音など)武術指導も一部行っている模様。主演第3作「ドラゴンへの道」
にいたっては制作・監督・脚本・主演・音楽の5役を務め、主演第4作「燃えよ!ドラゴン」は
香港との合作ながら実質的なハリウッド映画、そして死亡遊戯では企画・監督・主演と
危機一発以外はリーが何らかの形で制作に携わっております。
第1作の「ドラゴン危機一発」だけが純粋に「香港映画の色」が出てたのではないかと・・・。
もう70年代初頭の香港映画は買欧米映画の音楽を丸パクリしたり、やりたい放題。
僕が見るに特にイタリア・マカロニ・ウエスタンの影響が強く、復讐者ストーリーだったり
残酷性のある描写もありました。
そしてドラゴン危機一発ですが、映画本編では使われなかった幻のシーンがありまして、
リー演じるチェンが自分の勤める製氷工場が実は麻薬密売をしていることを突き止めたところを
敵の集団に見つかり、一人対大人数の戦いが始まるところで・・・!
本編ではカットされたこういうシーンがあります!
こりゃぁ~ぶったまげますッ!
このシーンですがスチール写真はあるものの、動画は現在のところ見つかっていません。
単なるカメラテストだけだったのかどうか・・・。
ちなみにファンメイドですが、もし動画があったならこうなっていた!・・・はず。
動画は映画本編をしようしておりますが、怪鳥音(リー独特の掛け声)はアフレコで被せています。
↓ ↓ ↓
(問題のシーンは1分35秒から)
このゴアシーンが使われていたら違う感じになったかもしれないので、使われなかったのは
それはそれでよし、と思うのですが・・・撮っていたなら見てみたかったよねぇ~♪
ドラゴン危機一発を見た人なら「ああッ、この音楽ッ!」と思う曲。
Big Boss Theme
当時の香港映画でよく使われてた曲を2つほど。
鬼警部アイアンサイド
黒いジャガーのテーマ
サワリの部分をちょっとだけ使うのが香港テイスト!です。
1970年前後は黒人が活躍するブラック・ムービーが多かったンよね!
続・夜の大捜査線のテーマ