今日、アメリカ・ラスベガスで
世界ボクシング評議会(WBC)ウエルター級タイトルマッチ
チャンピオンのビクター・オルティス(米国) 対
元世界5階級王者のフロイド・メイウェザー(米国)の試合が
行われ、4回2分59秒、KOでメイウェザーがオルティスを倒し、
王座に返り咲いた。
が!
この試合・・・
4回の試合中に王者・オルティスが故意のバッティング、
というより頭突きをいれ、反則行為として
オルティスに減点1が宣告され、レフェリーが
ジャッジに伝えていたところで、オルティスがメイウェザーに謝罪。
その直後、レフェリーが目を離した隙にメイウェザーが
無防備の相手を左右の連打で倒し、KO勝ちが告げられました。
この裁定を観客の多くが批判し、会場は騒然となった。
メイウェザーの戦績はこれで42戦全勝(26KO)。
このメイウェザーがとった作戦は1971年10月31日、
世界ジュニアミドル級タイトルマッチで挑戦者・輪島功一が
王者カルメロ・ボッシに仕掛けた「あっち向いてホイ」作戦
以上の成果を上げました(笑)。
◇「輪島功一のあっち向いてホイ作戦」
世界タイトルマッチが近づいたある日、輪島がタクシーに乗ったとき、
赤信号でタクシーが停止した際に、運転手が何気に横を向き、
つられて輪島も同じ方向に目を向けたことで
「これだ!」と発想したもの。
試合中に輪島がふっと横に目を向けた瞬間、王者ボッシも
つられてその方向に目を向き、そこを見逃さずに輪島は
バチーン!といいパンチを叩き込ことに成功した。
輪島は後年「相手はオリンピックで銀メダルまで取った選手で、
テクニックじゃ絶対かなうわけが無い。
じゃあ駄目で元々だ、やるだけやってみようと思って
パッと横を向いたんです。そうしたら向こう(ボッシ)も
そっちを見たんですよね。やってみるもんだな、と思いましたよ」
と語っている。
漫画か映画のようなシーンですが、
「ビクター・オルティス対フロイド・メイウェザーの試合」。
第4ラウンドの「問題のシーン」の動画を探してきたので、
どうぞ!
オルティスの頭突きは2分50秒ぐらいから。
メイウェザーの不意打ちパンチは3分17秒ぐらいから。
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