四捨五入で30になる歳になった。仕事も忙しい、仕事以外でも忙しくなってきた。でも将棋はまだまだ強くなりたい。しかし、二十歳前後にきいた無理が、だんだんできなくなってきた。記憶力も衰えたとは思えないが、最近の将棋は多種多様になり、ちょっと指していないと忘れてしまうこともある。
そこで、自分の実戦や自分が見た本、実戦などから知っておきたいことを残しておこうと考えた。紙に書いておくのもいいが時間がない。そこでブログを活用することを考えた。これなら、あとで結論が変わったり、付け足そうと思ったときも、簡単に編集できる。
日記のように毎日更新することはできないが、何か発見があったときに、忘れないうちに書き込んでいこうと思う。
三間飛車の5筋の歩は受けろ
近将順位戦で渡辺健弥さんとの将棋から。
私の三間飛車で△7二王と寄ったところ。何気ない一手だが問題だった。
▲5五歩△8二王▲6八銀△5二金左▲5七銀左△4三銀▲5六銀
すかさず▲5五歩が機敏な一手。
本譜は▲5六銀以下△9二香▲6六歩△9一王▲6五歩△8二銀▲5七銀△7一金▲5八金右△7四歩▲9六歩△3五歩以下石田流対5筋位取りになった。
△9二香では△6四歩としたいが、▲6六歩△6三金▲6五歩△同歩▲同銀△6四歩▲5六銀△7二銀▲5七銀△5二飛▲6六銀が予想される変化。△6三金を見て▲7九角もあるかもしれない。△2二飛を強要されるのでいやな変化だ。▲6六銀まで進んだ局面はいい勝負かもしれないが、金を動かしていない分足早に銀を4段目に2枚繰り出した形が厚い。振り飛車側は9筋の歩を突いていない分玉が狭い(お互い様だが振り飛車側が少し損と見る)。だからと言ってどこかで△9四歩と突けば▲5八金右~▲6七金が間に合って厚みで負けてしまう。この展開はねじりあいになるが四間飛車対5筋位取りより損な変化が多いと思う。やはり三間飛車は軽くさばいて勝負する将棋にしたい。戻って第1図では△6二王の形で少々怖いが△5四歩と突いて5筋位取りを避けたい。そうすれば、通常の急戦に作戦を絞らせることができる。もっとも、勝負はこれからだが・・・
総譜&解説
▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △4四歩 ▲2五歩 △3三角
▲4八銀 △3二飛 ▲5六歩 △4二銀 ▲6八玉 △6二玉
▲7八玉 △7二玉 ▲5五歩 △8二玉 ▲6八銀 △5二金左
▲5七銀左 △4三銀 ▲5六銀 △9二香 ▲6六歩 △9一玉
▲6五歩 △8二銀 ▲5七銀 △7一金 ▲5八金右 △7四歩
▲9六歩 △3五歩 ▲1六歩 △5一角 ▲2六飛 △3四飛
▲4六銀 △8四角 ▲7九角 △6六角 ▲7七桂 △3九角成
▲5七角① △3八馬 ▲5九金寄 △7五歩 ▲同 歩 △4五歩
▲同銀直 △8四飛 ▲6七銀 △3三桂 ▲5六銀引 △3六歩
▲4八金寄 △3九馬 ▲4九金寄 △同 馬 ▲同 金 △3四銀
▲3六飛 △4三金 ▲5八金 △2五銀 ▲4六飛 △4四金
▲5一角 △4五歩② ▲3六飛 △同 銀 ▲同 歩 △4九飛
▲5九銀 △5四歩 ▲3三角成 △5五歩 ▲同 銀 △5六歩
▲同 銀 △7六金 ▲7九桂 △5五金③ ▲同 馬 △2九飛成
▲7四金 △同 飛 ▲同 歩 △7五桂 ▲4二飛 △8七桂成
▲同 桂 △8六銀 ▲6八玉 △8七銀成④▲3五角 △7二金打
▲8五桂 △6六桂 ▲7一角成 △5八桂成 ▲同 銀 △7七成銀
▲5七玉
まで、103手で先手勝ち
①好手。角交換できない。△同馬▲同銀△3三桂には▲6七銀が好手。△2五桂~△2四飛と桂損覚悟で飛角を持ち合っても金銀が分裂した穴熊では苦しい。
②完封されそうな序盤だったが、ここでは飛車を殺して逆転模様。個人的には馬を殺しにきたのがどうだったかと思う。少し前の△3六歩をじっと▲同歩で指す手がなかった。
③△2九飛成があった。△6六桂の筋があるので金を取れない。
④▲3五角をうっかりの敗着。当然△7七銀成から王手飛車をかけて勝ち。ちなみに▲4二飛は大悪手だった。

