家の回りは鳥だらけ、人間より鳥の方が圧倒的に多い。カッコウとかホウホケキョとか鳴けば素人にもわかるが、ほとんど彼らの名もわからない。
鳴き声を聞いていれば癒されているが、サクランボやブルーベリーがいつの間にかなくなるのはホントに困る。桃を盗まれるなら看板を立てたり監視カメラをつけてもよいが、相手が鳥では、おそらく字は読めないから効果は薄い。人のものを盗ってはいけないとかそんな決まりごとも通じない。文化や道徳の違いはどうにもならない。あるのは早い者勝ちという論理。
では、鳥より早く採ればよいのだが、残念なことに実が青いうちは食べてもおいしくない。もう少し色がついたらと楽しみにしていると一足早く食べられてしまう。鳥の好みは人と違うので一足負ける。残念。
まあ、取られないように網をかければよいが、これも高い木を上から下までスッポリかけないと、根っこの方から網の中に入り込むので、全部カバーするのはそこそこ大仕事になる。いっそビニールハウスにすればよいが、それを作るほどの知識や財力や根気もない。
それだけでなく獣や虫や雑草も厄介者。猪らしき4足歩行の動物に芋を荒らされたり、桃や林檎や梨にとって油虫や毛虫は天敵、毎月薬液を散布する。野菜畑の回りは雑草が野菜以上に育ち、畑の跡地は放置すれば雑草が生い茂る、トラクターで毎月耕す。アゲハチョウは蜜柑の木に卵を産むのでやめるように追いかける。おかげで何かと忙しい。