スカルピー | 明日から本気出す
かなり前から興味があったスカルピー。
立体に興味を持ってから、まずニューファンドを使ってみました。
ニューファンドは紙粘土の高級版と思っていただければと思うのですが、自然に乾燥して特に製作過程において設備を必要としません。
しかし、スカルピーは熱を加えないと硬化しないので、オーブントースターなどが必要です。

それでなかなか手を出せなかったのです。

でも何事もやってみなくては、本質は掴めません。
んでオーブントースターを買いました。
ちなみに、スカルピーは焦げると有害な揮発性物質が発生するため、スカルピー以外では使えなくなります。
トースターなのにトーストできません。

では製作過程を。
芯は100均の針金にセメダインのエポキシパテ金属用を使いました。

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全部スカルピーで作ると内部を焼くのが大変なのと、ある程度固い芯があったほうが安定すると思ってそうしてます。

そこからモデルの写真(Lotus Juice氏)を見ながら肉付け

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スパチュラを使って細部を成形

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眉毛や髭は塗装での表現にすることもできたと思いますが、初めてなので作ってみました。
ある程度出来たので一度テストを兼ねて焼きへ。

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はい焦げました。(ピカード艦長かな?)
前面が出来たので、耳と後頭部を足しました。
その後もう一度焼いて髪の毛へ。

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髪の毛はスカルピーを紐状にして重ねていこうと思いましたが、時間がかかりすぎるのでスパチュラで撫でて表現しました。
それなりにはなったと思います。
髪の毛が出来たら最終の焼きへ。

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焦げて色が違うのでサーフェイサーを吹きました。
(右は手本にした初田晃一郎氏作成の1/12モデル)

とりあえずはこれで完成。
根本的な修正はもうできませんが、細かい部分は調整できるのでもう少し触りたいと思います。

初めてスカルピーを触った感想としては、ニューファンドと違っていつまででも形を変えられるので表現力は上だと思いました。
その分硬化してからの変更が難しいので、焼く前のチェックはかなり神経質になります。
素材としては一長一短なので、自分に合う方でいいと思います。
(それを確認するために両方に手を出したというのもありますが)
個人的には1から作るならスカルピーです。
何かを改造するなら熱を加えなくていいニューファンドやパテというのは当然なのですが、それらで1から作るのはもういいかなと。

次のチャレンジは複製と着色です。