My Sweet Interior -9ページ目

My Sweet Interior

インテリアコーディネーター東樹 麻理子のオフィシャルブログ





今回ご紹介するのは、都内マンションにお住まいのN様のお宅です。


N様のお家は、壁紙や家具など白で統一した、ホワイトインテリア。
ご自分で作られたプリザーブドフラワーのアレンジや観葉植物をポイントにした、清潔感あるモダンな印象のお部屋。

今後少しづつインテリアを見直して、理想のインテリアに近づけて行きたいとのことです。
具体的にN様のご要望&お悩みをまとめると…

〇希望のテイストは、ホワイトモダンを基調に、季節のアレンジメントや小物でエレガントな彩りを加える
〇家具の配置の見直し
〇リビングの壁面ディスプレイの提案
〇廊下の壁面ディスプレイの提案
〇リビングのフロアスタンドの提案
〇リビングのラグマットやクッションの提案
〇テーブルコーディネートの提案

特に、一番最初のインテリアテイストに関するご要望は、インテリア全体の印象を決める一番大事な部分です


こちらは、ご自分でデザインされたリース。
夏をイメージして、ブルーとくすんだベージュ色の紫陽花に貝殻をあしらった、爽やかで上品なリースです。


その他、N様は季節に合わせて、飾るアレンジメントや小物を変えたりと、「季節感」を大事にしたコーディネートをされています。
「春夏はグリーンやブルーを基調にして」「秋冬は暖かみのあるレッドやパープルを取り入れて」etc...

アクセントカラーを季節によって変える場合、インテリアのベースになる壁紙や家具などは、やはり「ホワイト」が理想的です。
例えるなら、「絵具で絵を描くための真っ白なキャンバス」になるからです。
差し色によって印象をガラリと変えることが出来るホワイトインテリアは、季節や気分によって気軽に模様替えが楽しめるので、飽きが来ません。

また、N様のお宅のベランダガーデニングがとても素晴らしく、カーテン越しに見える素敵なガーデニングは、もはやインテリアの一部と言っても過言ではありません。
窓から臨めるガーデニングをお部屋の主役にする意味でも、N様のお宅の基本カラーはホワイトが最適なのでしょう♪


ただ一つ、ホワイトインテリアの難点はと言うと…

①「殺風景で寂しい印象、インパクトがなくぼやけた印象になりがち」
②「安っぽく見えてしまう可能性がある」

ことでしょうか。

解決策として、
まず①に関しては「適度に差し色を加えること」 「黒などの引き締めカラーを投入する」。

差し色を加えることに関しては、N様は既に季節毎にテーマカラーを決めて模様替えを楽しんでいらっしゃるので、少し見直すだけで大丈夫そうです^^

黒などの引き締めカラーの投入は、部屋を引き締めてシャープでモダンな印象に見せてくれる効果があります。ただ、この時に気を付けるのは「黒の分量」が多すぎるとエレガントな印象が薄れて男性的になってしまうので、あくまでも女性的なエレガントインテリアを目指す場合は、ごくごく少量に留めておくのが良いと思います。
この時、「黒じゃなくてブラウンでも良いのか?」と言う質問も出てくると思うのですが、ブラウンだと少しカジュアル&ナチュラルな印象になってしまうので、「モダンなインテリアが好き」とおっしゃるN様の場合、引き締め役は黒が良いのかなと思います。


②に関しては 「上質感にこだわる」。

例えば、ソファの上に置くクッションやスローケットなどの布ものを選ぶ場合、春夏はシルクなど光沢のある素材や風合いの良い麻素材などに、ビーズ刺繍が施された「キラキラ感」があるもの。秋冬は、起毛した素材や毛皮素材など温もりを感じさせるものなど。質感にこだわることによって、安っぽさを回避することが出来ます。
家具に関しても、けして高い家具を置く必要はありませんが、良質な木材を使ったものやガラス素材を加えたもの、アイアンなどを使用したものなど、シンプル過ぎないこだわりを感じさせる家具をセレクトすると良いと思います。


 



今回も、インテリア雑誌等の切り抜きをイメージ写真として添付した、プランニングボードをお作り致しました。



こちらは、廊下の壁面ディスプレイのご提案。

「インテリア3の法則」に則って、プリザーブドフラワーのフレームアレンジを3つ並べて飾るご提案をしました。
「3の法則」と言うのは、同じ形状の小物や収納グッズを3つ並べると統一感が出て「インテリア」として洗練された印象を与えると言うもの。
ここでポイントなのは、2つ、4つなどの偶数ではないこと。伝統的なクラシカルインテリアの場合は、例えばキャンドルや照明などを2個線対称に置くことにより、重厚感や安定感を生み出すのですが、現代的なモダンインテリアには少し窮屈…。あえて3つなどの奇数にすることで、奥行と軽快なリズムが生まれてこなれた印象を与えてくれるのです。

こちらのご提案は、とても気に入っていただけたので、具体的にフレームの種類やお花の入れ方などをアドバイス。実際にアトリエエクリュのレッスンにてフレームアレンジを製作されることになりました♪


完成したのがこちらのアレンジ!!
グリーンのグラデーションが爽やかで上品。溜め息が出るほど美しいフレームに仕上がり
ました。
後2個は材料を購入してご自宅で製作されるとのことで、今回作った春夏バージョンの他に秋冬バージョンも追々作りたいとのことでした。


Before

家具の配置でご提案したのが、テレビ台の位置を変更すること。
リビングの掃出し窓にかぶる形で置かれたテレビは、鑑賞するには実用的ですが、せっかくのガーデニングが一部隠れてしまって勿体無い…。テレビなどの無機質なものは、なるべく存在感を薄くしてフォーカルポイントから外してあげた方が良いのです。
(※お写真は、テレビを降ろした後に撮ったものです。テレビが乗っている状態では、更に目障りな印象を与えます)


After

テレビ台の中に入っていたDVDを全部出して、壁面にピタリとくっつける形に移動させました。
掃出し窓の見晴らしが良くなり、お部屋全体がすっきりした印象に!!
カーテンも裾までしっかり見えるので、窓も高く見え、お部屋も心なしか広く感じます…。
大げさなことは何もしていませんが、家具を少し移動させるだけでも、随分印象が変わるものです♪

リビングの壁面です。現在はこちら、スティーブン・マイヤーズの植物のレントゲンアートが飾られています。
色合いも雰囲気もN様のお家に合っていて、とても素敵なのですが…壁面の面積に対してフレームの分量が少なくバランスが悪いようです。フレームもシンプルなホワイトなので、壁に同化してしまいインパクトが少し弱い感じ。
こちらの壁面ディスプレイに関しても、「3の法則」に則って同じフレームを3つ飾るご提案をして、具体的な絵画のご紹介をしています。

その他、フロアスタンド、ラグマット、テーブルコーディネートに使用するテーブルランナーに関して、具体的な商品をご提案。おススメのインテリアショップのご紹介も行っています。
今後少しづつ買い揃えて行きたいとおっしゃって下さいました。


インテリアの様替えを行う際、壁紙から家具、カーテン等のファブリック、小物に至るまで、一気に揃えてしまうと言う方法ももちろん良いのですが、模様替えに掛けられる時間や予算の関係で一度に行うことが難しいケースもあると思います。

そんな場合は、余裕のある箇所から少しづつ揃えて行くのも一つの手だと思います。
時間は掛かりますが、その分納得の行くものを見つけられる可能性も高くなりますし、途中で軌道修正も可能です。

ただその際大事なのは、「最終ゴールを決めておくこと」。

「最終的にどんなインテリアにしたいのか」を良く考えて、購入する家具や雑貨のテイストやカラーの方向性を決め、それに沿って揃えて行くことが、理想のインテリアの実現に欠かせないことだと思います。

今回は、具体的に行動に移す前の「インテリアプランニング」をさせていただきました。
理想のインテリア作りに向けて、少しでもお役に立てましたなら幸いです。

N様、ご依頼誠にありがとうございました。