千葉印旛沼周辺散策〜宗吾霊堂と甚兵衛渡しに思いを馳せる

成田山新勝寺に近いのですが、あまりセットで訪れることが無いのが宗吾霊堂です。
義民佐倉宗吾を祀ったお寺ですが、成田山からは車だと近いのですが、成田山自体が参道も長いし、そこで鰻を食べてしまうので、ここにも寄る人はあまりいないのだと勝手に思ってます。電車だと遠いんですよね。


実は佐倉宗吾というのは通称だそうで、正式名は佐倉惣五郎というそうです。この地の名主で、悪徳領主による重税に苦しむ農民の為に将軍に直訴し、処刑された義民として名高い方だそうです。



立派なお寺です。宗吾御一代記館で義民、佐倉宗吾の偉大で悲しいエピソードが展示物で語られています。昔行ったことあるので、お金取られますから、小生は今回はやめておきますが、初めて来られる方は必須ですね。涙涙の感動の物語と出会えます。


そして宗吾霊堂と言えばやはり甚兵衛そばですね。霊堂の真向かいにあります。

食券を買って食べるアッサリしたお店です。



飾り気はないですが、いつ食べてもうまい蕎麦ですね。甚兵衛さんとは、追っ手から佐倉宗吾を逃すために、渡し船を出した船頭さんです。生家がすぐそばにあって、そこも観光地になってますね。
甚兵衛さんが渡し船を出した場所は少し離れたところにあります。


水神社という小さなお社もあります。水神の森と言われる場所です。ここからさらに少し行くと甚兵衛大橋があります。



甚兵衛さんは佐倉宗吾を渡し船で逃した後、印旛沼に身を投げて自らの命を絶ったという悲しいエピソードがあります。この沼にはそんな出来事があったのです。
何故か印旛沼が美しく儚く光り輝いて見えるのは小生の気のせいなのでしょうか。