空白地帯(超短編)

世の中にはときどき空白が生じることがある。

だが宇宙の意思は空白をそのままにしておくほどには寛容ではないようで解消に向かう反発となるようだ。

それでも空白はひきりなしに世界の至るところに現れては解消されていく。

問題はその解消に向かう反動で多くの場合、摩擦の発生が避けられない点である。

もともとポジティブではない原因で生じることの多い空白が多いためであろうか。空白の後に来るのはたいていよりネガティブなものになりやすい。

最悪な誰かの代わりが来たかと思えばさらに最悪であったなどというケースもそれである。

だからといって空白が生じないままでいると飽和状態の限界に至って自体はさらに悪化しないとも限らない。

宇宙の意思としては音楽の和音のように調和を保つ方向に動くのであろうがそこに人間の意志が加わると音律が狂うようである。

それがジャズのテンションのように音楽にメリハリとなるならまだしも不協和音となってしまうところが問題なのだろう。

空白という視点?から世の中を眺めてみると案外問題の所在がクリアーになるかもしれない。

などと真っ白な明け方に目覚めてしまった私なのであった。