農地転用という名の落とし穴 | アラフォー夫婦とだんご3兄弟の真壁&桧の家暮らし

アラフォー夫婦とだんご3兄弟の真壁&桧の家暮らし

奥さんの「実家敷地に新築戸建を」という夢を叶えるため、地元のサイエンスホーム加盟店と契約し2021年8月引渡し。長男おぐら(7歳),次男みたらし(5歳),三男ずんだ(3歳)のやんちゃ盛りだんご3兄弟のドタバタ子育て雑記から、紆余曲折の家づくりまで気ままに綴っていきます。

 

アクセス有難うございます😃

焼きだんごです

沢山の方に読んでいただいてますが

未だに2019年当時の話で恐縮です😅

もう少しお付き合いください🙇

 

 

農地に家を新築する時に

避けては通れないもの…

 

それが農地転用許可+開発許可です

 

義実家は市街化調整区域にあり

(農地を守るため建築が制限されている)

そのままでは家を建築出来ません😭

 

既に居住する母家の血縁者が新しく

分家住宅を建てる、との確約のもと

最低限必要分の農地を測量し分筆、

開発許可と農地転用許可を申請し

農地→宅地に地目変更手続き後

ようやく着工出来るようになります

 

 

落書きと修正ばかりで汚くてすみません…😫

義実家を黒、道路は紺色で塗りました

ブルーの車と家はジェイウッドさんの配置予定で

実際は作業小屋のあった場所が建築地になります

 

 

 

義実家は長年農家を営んでおられたため

築○○年の中央の母家の周りには

手作りの木造車庫や作業小屋や土蔵

シャッター付きの立派な物置等が

あちこち建っていたのです…

 

当初は道路に面した建築予定地となる

農地の部分だけを分筆して宅地に変更

すれば問題無いと言われてましたが…

 

 

 

調べてもらった結果…

 

 

 

(1)が宅地と農地に跨がった状態で

(矢印の先の黒い線が境界線です)

(2)が農地の上に建てられている

ことが判明しましたゲロー

 

 

母家が出来た後とは言え、大分昔に

妻のお祖父さんが手作りされたもので

法律も今のように厳しくはなかったため

法的な手続がきちんとされないまま

今になって明るみになったようです😅

 

 

母家の宅地部分を広げるよう分筆し

小屋や車庫が既に建っている土地を

全て宅地に変更するか、建物を更地にし

母家を含めた全ての建物が宅地に

建っている状態に持っていかないと

建築予定農地の転用許可申請すら

出来ないそうで…😭

 

 

ちなみに…今回立ちはだかった

農地に建物建っちゃってる問題は

分家住宅あるある

らしいです😅

 

 

 

それでも10年位前までは

 

「小屋や車庫や物置の土地を

後で必ず宅地に変更します」

 

とか

 

「農地に建っている建物は

後で必ず解体して更地にします」

 

などの

念書1枚で良かったらしいのですが

 

書類だけ提出して新築し

後は知らない振りで放置…グラサン

 

というケースが目に余った結果

年々規制が厳しくなっていて

ウチの市は特に厳しいチーン

ということが分かりました

(自治体によって差があるようです)

 

この頃、自然素材をウリにした

ある工務店さんと出会い、そこの

知り合いの土地家屋調査士さんが

市の農業委員会に出向いて

上記の念書を書くやり方で何とか

予定地の農地だけ転用出来ないか

事前に確認して下さったのですが

 

とりつく島も無く門前払いされ

「自分じゃ無理」と匙を投げられた程

厳しい方が担当されてました…

 

 

お義父さんも厚意で私の奥さんと

一緒に農業委員会に出向いて下さり

手作りの簡素な小屋である点等

担当者に写真を見せながら

直接話していただいたものの

余計話が拗れてしまい…

「念書だけでは許可出来ません」

「分筆と併せて小屋の確認申請

もしくは解体を条件とします」

みたいな話をされたらしいです

 

 

 

どの会社で建てるかすら

まだ決まって無いのにムキー

 

 

 

元々建っていた手作りの木造小屋や

車庫や物置の建築確認申請を出すのに

耐震性を持たせる基礎が無いため

(んな物は何十年前に有る訳無いのですが)

一度取り壊して基礎から建て直す

 

又は、解体して更地にする

 

のどちらかを選ばないと

建築予定地の農地転用まで

出来ないと言われても…

 

予定地に建つ作業小屋を解体するため

義両親お二方が中の農機具や資材を全て

(2)の3つの小屋へ搬入し終えた後で…

 

残りの建物を解体したら勿論、

建て直すとしても機械や資材の

置き場が他に無いため

義実家が農業を続けることは

出来なくなります…

 

 

つまり

「家は諦めて農業続けるか」

「家を建てて農家辞めるか」

どちらか選べニヤニヤ

 

 

と言われているのと同じ‼️ムキー

 

どちらもクリアするのには

今の母家を二世帯にするしか

方法がありませんでしたが

(母家の建て替えは問題無いらしい)

高齢の義祖父母のお二人に

負担が大きいため断念…

 

 

元気なうちは続けたいお義父さんは

「農家のための農業委員会

じゃないよこれはもう…

農家辞めろってか⁉️ムキー

 

野菜作りに精を出すお義母さんも

「私達も農業は続けたいから

あと数年建てられないねぇショボーン

 

 

 

 

 

 

…土地探すしかないのかゲッソリ

 

 

っていうか家づくり

嫌になってきた…

建売にしようかな…

 

 

 

法律は守るべきなのは分かっていても…

奥さんの夢を叶えるために始めた

我が家の家づくりでしたが

「そもそも希望の土地に建てられない」

という暗礁に乗り上げ、

全く身動きが取れなくなります

 

私達の前には今までで最も高く、

分厚い壁が立ち塞がったのでした…

 

 

いやぁー家づくりって

ホント大変なもんですねぇゲッソリ

 

 

 

どうせ時間がかかるならばと

むしろある意味吹っ切れた私は

農業委員会の妨害はさておき、

【自分が建てられる家】ではなく

【自分が本当に建てたい家】とは何か

もう一度見つめ直すことになります

 

 

 

 

出た答えは…

 

木や漆喰など【自然素材】を使った家

太陽光や風などを利用し光熱費を抑える

【パッシブデザイン】の家

【メンテナンスフリー】を目指す家

 

などなど…

 

この頃から、本やブログを読んで

家づくりの勉強をしながら

地場の工務店や建築会社も

選択肢に入れるようになりました

 

 

次回以降では、

契約は出来なかったものの

見学会やモデルハウスでの印象が

良かった会社さん等も

ご紹介出来たらと思います😉

 

 

 

いつもより長くなってすみません😅

ここまで読んでいただきまして

有難うございました🙇