令和2年7月の豪雨

日本だけでなく中国などでも

水害すごかったようだ

 

世界最大の三峡ダムの危険が
そもそも構造上の問題から
持ち上がっていて 

ヒヤヒヤ…

 

すさまじい放流の映像を

見てびっくりしていたら

 

「泄洪」という排出があると知り

別なびっくりした

 

中国では 豪雨で川や湖など
水位が危険水域になると


泄洪 (xièhóng)が行われる

 

「洪水制御の圧力を緩和するため」
あちこちの堤防を爆破させるというもの

 

もっぱら 話題になっていたのが

安徽省 江西省での泄洪 

 

洪水に見舞われている住宅地の

映像がたくさんアップされているが

これはお上が意図的に行った放出

 

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揚子江の中流 下流の地域

 

湖北 湖南 江西 安徽 浙江 江蘇省

ここに中国全人口の1/4が住む

人口密度・大の地域

 

 

 

領土拡大で国土を広げてきたが

元々の漢民族の住む場所 

 

穀倉地帯でもある

 

三国志時代は呉の国とか

下って…南宋とか

歴史上も中心の地域

 

最下流に上海がある

現在の中国の重要国際都市

ここが洪水に襲われたら大変

 

湖北の大都市武漢も守らなきゃ…

な観点で泄洪を行うらしい

 

以下は

YouTubeから

特定の地域の泄洪の映像

 

治水対策に

何処を犠牲にしたのかわかる

これらの箇所だけではない

 

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〇 安徽省滁州市
   長江支流・滁河(じょが)
   7月19日 堤防爆破
 爆破後 貯留地へ流し込む

 貯水地といっても

 農地があり 人も住む

 なにせ 人口集中地帯…

 


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〇 江西省北部、長江南岸にある湖
  鄱陽湖(はよう湖 póyáng hú )は
 5つの河川が流れ込み 長江への出口一か所だけ
 雨がたくさん降ると…水位上昇が止まらない
 ゆえに 都市部を守るための措置で
 鄱陽湖堤防爆破

 

 


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〇 広西チワン族自治区 
  こちらは
  予告なしのダム放水

  山峡ダムの下流の小さなダムを放流
  少数民族地区へ流し調整

 

 

排泄の泄か…

意味は分かる

 

ダムの放水以外に

河川・湖では人工的に放流口を開け

 

あらかじめ排泄区として指定された

地域に流し込む

 

中国にはこうした泄洪区が

あちこちにあるらしい

 

普段は農地であり 人々も暮らす

広西チワン族自治区の場合

予告なしだったと現地の人が嘆く

人民犠牲は お国の為ですぞ!

 

この場所を守るために

この場所に犠牲になってもらうという

発想…

 

突然 人工的な洪水に見舞われて

人々はたまったもんじゃない

 

一党独裁

専制国家のやることだ

 

中国は 一帯一路

現代版シルクロードに励んでいるが

ラクダさんじゃなく

 

鉄道を敷き

パイプラインを埋設し

外国の港の建設に融資してあげ

使用権取得…

 

あれこれ やっちょりますが…

大義の為に人民を犠牲にする

という発想もつ国が

流通網の主役たらんとするなど

野望の極み

 

 

〇 日本の地下排水システム

    凄いのある…

  中国も他国に融資するゆとりがあるなら

  こんな施設作ればいいのに…

 

 

 

日本では 去年では多摩川

今年は球磨川 筑後川が氾濫して大変だった

濁流の映像…すごかった

 

日本は国土が狭い

川がやたら多い

日本の課題だなと

思っていたら

 

広大な国土を有する中国

人々は全体に分布している

わけではない

ただばかっぴろいだけ

 

黄河はくねくね曲がりまくっている

揚子江にはめっちゃ支流が多い

 

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揚子江の治水は 

果して 三峡ダムでよかったのか…