今週・午後は 気温33度の中で 

だら~~~っとしながら

『スタイルズ荘の怪事件』

を見て過ごした

 

熱中症にかかったくせに

クーラー嫌いなので 冷風扇

 

何度も見ているので

次の場面もわかるくらい

 

いつのまにか寝落ちするので

TVタイマーセット

 

とても心が落ち着くのか

見ながらスーッと眠ってしまう

 

次回 寝落ちした所から見たり

見たい所から見たり…

 

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『スタイルズ荘の怪事件』

1920年

アガサ・クリスティ デビュー作

 

ポワロは

ヘイスティングス ジャップ警部とも

ベルギーで既知の間柄 

2人を其々紹介する

 

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ポワロはベルギーから

仲間と共に亡命してきたばかり

 

森の中での戦闘訓練

銃を構えて腹ばっている人の横を

仲間を引き連れたポワロが

トコトコ…マイペースに歩く

 

上官

”オイ!この民間人退かせろ!”

ポワロ的可笑しさ…

 

一列に並んで 歌を歌いながら

村に戻って来ると

”ビール飲みませんか?”と

ドクターに呼び止められる

 

その背後を 

ヘイスティングスを乗せた車が

さーっと走り抜けて行く…

 

ポワロたちベルギー人亡命者は

スタイルズ荘の女主人に

住居の世話を受けていた

 

……………………………

 

『スタイルズ荘の怪事件』

毒のトリックが イマイチ…

よくわからない

 

なので 今週チビチビ…

見ていたのは

そのトリックに納得する為

 

 

アガサ・クリスティは

薬剤師の免許を持ち

第一次世界大戦で 

薬剤師として従軍

作品に毒殺がよく出てくる

 

青酸カリ  モルヒネ

ジギトキシン

ストリキニーネ …など

 

 

スタイルズ荘の怪事件の毒は

「ストリキニーネ」

 

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ヘイスティングス中尉

戦争で負傷し帰還

療養施設で過ごしていると

旧友でスタイルズ荘の長男

ジョンが会いにやってくる

 

誘いを受けて

スタイルズ荘に

しばし滞在することになった

 

歓待してくれたジョンの母は

秘書が紹介した男と

なにを血迷ったか再婚

 

何も再婚しなくても…

不自然な筋書きだな…

 

70代の母親と

20才も年の離れた男との再婚

遺産問題 微妙…

 

ドラマでは明確にされなかったが

女主人である母は父の後妻

 

スタイルズ荘も父の遺産であるが

もともと資産家で

すべての権限が母にあった

 

実は秘書と後夫は恋人関係にあり

周到に仕組まれた毒殺計画が裏で

進行していた

 

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ジョンは

不倫を疑われている女性に

勝手に多額のお金を貸そうと

していたことがバレ

 

母は怒って 後夫に有利な遺言に

書き直してしまう

 

だが 切手を探そうとして

たまたま…

後夫が書きかけていた

秘書へのラブレターを見つけてしまった

 

新しい遺言は暖炉行き

 

 

怒りとショック状態のまま

母は毒殺された

 

ポワロがいなかったら完全犯罪になる

周到に仕組まれた毒のトリック

 

秘書と後夫は女主人を殺したあと

遺産を貰ってトンズラする計画

 

 

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女主人は

主治医がストリキニーネを調合した

強壮剤を常備薬として飲んでいた

 

他にも

臭化物の粉末を

精神安定剤として

夜中に飲んでいた

 

 

秘書は

ストリキニーネが調合された

強壮剤の液体に

この臭化物を

ひとつかみ~2つかみ

溶かし 入れておいた

 

ストリキニーネ混合物に

臭化物を加えると

ストリキニーネは

沈殿すると知っていたのだ

 

そして 普段から

強壮剤を飲むお世話をする際

 

瓶を揺り動かさないよう

注意して扱い

沈殿物をかき回さないように

していた

 

 

亡くなった夜 飲んだのは

最後の一服分で

濃い濃度のストリキニーネが

沈殿しており

 

普通ならば飲んで1~2時間で

異変が起きるはずだったが

 

何故か7時間ほど経ってから

女主人は苦しみだし

絶命した

 

彼女は

夜中にココアを飲む習慣があり

温めて飲めるよう

部屋にココアの入った鍋を置いていた

 

夫ジョンの不倫を疑い

その証拠となる手紙を

姑が持っていると誤解した夫人

 

なんとかその手紙を手に入れようと

ココアに麻酔剤を入れたのだ

 

彼女が姑の部屋に忍び込んだ時

異変が起き 彼女は青ざめる

 

この麻酔剤が

ストリキニーネの効き目を遅らせ

事件を複雑にしてしまった

 

犯人の秘書と後夫は用意周到

毒殺が行われた時間

その場にいないという状況作るため

 

”後夫は財産目当てだ!”と

女主人に訴え 

邸を追い出されていた

演出が細かい

 

 

罪をジョンに着せようと

秘書は後夫に扮して薬局に

ストリキニーネを買いに行き

 

それが後夫に扮した

ジョンであるように見せかけ

付け髭も 後で邸で見つかるような場所

に置いておいた

 

一事不再理を狙い

まず 後夫が逮捕されるように

アリバイがない状況を作る

 

ジャップ警部は

犯人は後夫と思い込み

逮捕しようとする

 

 

ポワロは そのたくらみに気づき

薬局でストリキニーネを購入したのは

後夫ではないという証拠を見つけ出し

逮捕を阻止する

 

だが犯人たちが罪を着せようとして

していたジョンが

代わりに逮捕されてしまった

………………………

 

ヘイスティングスのネクタイが

少し曲がっていたり

暖炉の上の配置も気なるポワロ

 

整然とした灰色の脳細胞が

何かが…足りないという

 

解明に行き詰って

トランプカード組をしているポワロを

見やりながら

 

”ポワロさんの手が震えるのを見ました

暖炉の上の物を置き直している時でした…”

 

ヘイスティングスがポツッと言う

 

 

ポワロ ひらめく

現場にすっ飛んでいく

ハイヤー! ハイヤー! 

呼んでください!

 

…………………………

 

女主人が怒りに震えながら

ラブレターをしまった書類箱

 

ボワロは中を見ずに鍵をした

だが何者かによって

鍵がこじ開けられていた

この中に 決定的な証拠品があったのだ

 

何だったのだろう!

 

ポアロは

暖炉の上の物を揃える時

自分の手が震えていたという

ヘイスティングスの言葉から

暖炉の上の何かが動いていたと

気づく

 

果たして

こより立てに 犯人を特定する

証拠品があった

 

 

あの手紙がバレたと知った後夫は

それを取り戻そうと

女主人の封印された書類箱をこじ開け

取り戻したが

 

ポワロたちがこちらへやってくる…

持っていることも

隠すこともできず

 

手紙を3つに破り 

こよりにして

暖炉のこより立てに入れ

隣室に逃げ込んだのだった

 

そうだ!

こより立てが動いていたのだ

 

ラブレターは

ポアロに見つかった…

 

ちゃんちゃん…

秘書の名前 ご丁寧に書いて…

 

婆さんがはよ死ねばいい…なんて

 

こより立てに近づく機会がなく

お粗末様でした

 

 

ストリキニーネと臭化物の

関係も解明できた!

 

…………………………

 

 

事件が解明され

カッコつけの秘書が

後夫にしゃがんで抱きついた

ばかね

私の名前書くなんて!

 

あ~~ めっちゃ気持ち悪かった

ところで

後妻って普通に言うけど

後夫で良かったのかな…

 

 

現在気温 33度

頭に熱がこもってきたかも

クーラー室へ移動…