名探偵ポワロ

突っ込みいれるのが 見る楽しみでもある

 

矛盾があったり

無理があったり…

 

ポワロシリーズ すべて見ているが

放送される度に見る

全然飽きない

 

特に楽しみなのは

ヘイスティングス

ミス・マープル

ジャップ警部が登場するシリーズ

 

彼らとのやり取りが楽しい

ポアロの部屋から

ミス・レモンの姿が見える

あの明るい雰囲気がいい

 

ミス・レモンがいなくなり

執事になってからは

部屋は重厚な設えになり

軽妙さが消える

 

 

『西洋の星 盗難事件 』

 

今回は突っ込みたい場面なく

完璧な筋立てだった

 

お馴染みの三人も登場

 

ジャップ警部

ヘイスティングス

ミス・レモンは

ファッションも

こめかみのクルクルも

楽しい

 

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ヤードリー子爵の祖父が

インドから「東洋の星」と呼ばれる

ダイヤモンドを持ち帰った

 

今は子爵夫人がネックレスで所有

 

この豪華なダイヤモンドをめぐって

犯罪が仕組まれた

 

 

子爵は

サンフランシスコに滞在中

ロルフという 映画監督に投資して 

多額の借金を作ってしまった

 

その清算をするために 

宝石商を介し

このダイヤモンドを売却しようとしている

 

困ったのはその夫人

サンフランシスコ滞在中

ロルフにのぼせ上って

ラブレターを書いていた

 

ロルフはその手紙をネタに

夫人をゆすり

ダイヤモンドと手紙を交換させた

 

夫人の手元にあるのは

代わりにロルフに渡された偽物

 

 

「東洋の星」をゲット

したロルフは

 

レストランに売りにきた中国人から

超安で買ったと偽り

妻にプレゼント

 

そして …

 

ダイヤモンドは東洋の神様の目

元に戻さねばならないという 

デタラメな話をでっち上げ

中国人を装って

取りに行くという脅迫文を送りつける

 

ヤードリー子爵夫人から

まきあげた「東洋の星」を

「西洋の星」にしたて 

あたかも 神の両目…

「対」であるかのように演出

 

怖くなったロルフ夫人は

ボワロに相談

 

西洋の星(東洋の星)を

見せてもらったポワロは

自分が預かると提案するが

 

彼女は 次の映画で

エリザベス一世を演じるので

このダイヤをつけたいと

ポワロの申し出を断る

 

ロルフも 預けるように言う

勿論 彼女が預けないことを見越した上

 

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ヤードリー子爵夫人は

ダイヤモンドを奪われたいきさつを

ポワロに打ち明け 相談すべくやって来るが

 

生憎 ポワロ不在で

対応したヘイスティングス

早合点して

 

脅迫文 貴方の所にも来たのですね

実は もう一つの「西洋の星」を持つ

婦人の所へも…斯々然々…

 

 

子爵夫人は

宝石が2つ…の話に乗って

自分も脅迫文 受け取ったことにして

帰っていく

 

夫人の訪問を知り 

その夜 ポワロはヘイスティングスと

ヤードリー子爵邸を訪問

 

「西洋の星」の「対」である

「東洋の星」を見せて欲しいと

夫人にお願いする

 

困ったものの

遠目には偽物と分からない

ダイヤのペンダントをつけ

ディナーの席に現れるが

 

部屋の入口で

背後から襲われたふりして

自作自演の盗難を装う

 

犯人をチラと見たが

中国人だったと嘘を言う

ロルフの周到な入れ知恵

 

 

そこへ宝石マニアの男が

宝石商に紹介され やって来た

 

夫人 偽物がばれずにすみ

宝石マニアの男は無駄足になった

 

 

ポワロたちは西洋の星も危ないと

急ぎ戻るが

 

こちらも朝 盗まれる

 

ホテルに預けてあったダイヤを

中国人が来て 受け取って行ったという

 

なぜ易々と渡したのか!と

ホテルマンをロルフが責めたてる

 

ホテルマンは

中国人の格好していたけど

あれは貴方でした!と言い張る

 

ポワロ  ピ~ン ‼️   

 

ここにポワロさえいなかったら

二つのダイヤモンドが

奪われたことになり

 

それぞれの保険金が下りる算段

ダイヤは手元

保険金まで受けとるつもり

 

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ヤードリー夫人 ポワロを訪問し

涙ながらに

ことの次第を洗いざらい打ち明け

偽のダイヤを見せる

 

そして

ダイヤに保険はかけていなかった

と告げる 

 

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バレていないつもりのロルフ

宝石マニアの男に売るべく

仲介の宝石商の元へ

 

だが ポワロが 一足先に

ヤードリー夫人から

受け取った偽物をその宝石商に渡し

 

ロルフが本物を持ってきたら

うまくすり替え

更に 仲介を断るよう指示

 

東洋の星の偽物を作ったのは

この宝石商で

ポアロの要求に抗えなかった

 

警察に行きます?なんて

言われて 渋々…

 

 

仲介 断られたロルフ

空港で宝石マニア男と落ち会い

お金と交換しようとするが

 

宝石マニアの男は

流石

 一発で 偽物と見抜く

 

 

ジャップ警部は

この宝石マニアの男を

ずっと追っていた

 

男が不法な方法で

宝石の買い取りをしていると睨み

逮捕したものの

 

男はオランダの富豪一族で

お偉いさんに介入され釈放

リベンジをかけていた

 

 

だが 空港まで男をつけ

現行犯逮捕できるはずだったが

 

売買は成立しておらず

逮捕することはできなかった

 

ポワロから連絡を受けていた

ロルフはお縄になった

 

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今回のお話は

ロルフ夫人は 

ヘイスティングス曰く

”ベルギーの唯一の女優”で

ポアロ憧れの人

 

脅迫文の件で

ポワロに相談するため

来訪することになっていた

 

ウキウキと接待の準備をしていると

行けなくなった…

ホテルまできて欲しいという電話

ガッカリするも

花束を持って… ドア ノック

 

 

事件解明後

ポワロは ことの次第を

憧れの女優である

ロルフ夫人に告げる

涙にくれる女優

 

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ポワロの手の込んだ豪華料理を

ポワロ曰く…

”味わいもせずポイポイ!口に放り込み”

ながら ヘイスティングスが言う

 

所で …

もう一つのダイヤは?

 

ずこっ!~

 

才能なしのくせ

悪知恵は働く映画監督が

1つのダイヤが「対」で存在するかのように

演出したのを

ちっとも分かっていなかった相棒に

唖然 憮然とするポワロ

 

この落ち

メチャメチャずっこけた

 

このでこぼこなコンビ

ヘイスティングスのキャラが

明るくて平和

 

この場面を見ながら

ポワロ最終回で描かれた

二人の悲しい永遠の別れの場面を

想起してしまった

 

 

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ミス・レモンだけでなく

ヘイスティングスの服装も

毎回 お洒落で

いつも素敵なネクタイしている

 

退役軍人年金だけで

高価な車など

買えないだろうから

 

親の遺産があるのかな

イートン校出ているという

設定だし