アガサ・クリスティーの「名探偵ポワロ」

大好きで 録画あり DVDダビングありでも

何度でも見る

 

ミス・レモンが大好きなので

ミス・レモン登場の多い作品は 

事件がつまらなくてもいい

 

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『ヒッコリーロード殺人事件は

特にミス・レモンが深くかかわる事件で

 

ミス・レモンの登場シーン多いだけでなく

彼女のファッションがいっぱい楽しめる

 

奥さんが留守の間 ジャップ警部は

誘いを受け ポアロ宅に宿泊


水洗トイレのビデが分からず

ポアロとミス・レモンがちゃんと説明

しないものだから



ありゃ〜ジャップ警部

暑苦して 眠れないので これを顔にかけて

お陰で スッキリして 眠れた ニヤリとご満悦



ポワロが母直伝の豚足料理をご馳走するが

皿にきれいに並んだ豚足を見た

ジャップ警部とミス・レモンの顔が ガーン


翌日は ミス・レモンの手料理

お上品に舌平目のクリーム煮

人参とインゲンのグラッセがきちんと

並んでいる

今度は ポアロとジャップ警部が びっくり


もうこれだけでめっちゃ楽しいのに

事件解決後


ポアロはジャップ警部の手料理に

招待され ショボーン


どうだ!これがイギリス料理です!

とジャップ警部


美味しそうなデカイ肉団子

煮たグリンピースが ワイルドに…豪快に…

皿にごてんと盛ってある

ポアロは  ガーン


ポアロは肉団子が嫌い

結局 干からびた カビのはえたチーズしか

食べるものなかった トホホ…


この料理 作りっこがめっちゃ楽しかった

ジャップ警部の豆と肉団子旨そうだった ニコニコ


…………………………


今回は ミス・レモンのお姉さんが

管理人している学生寮が舞台

盗難事件をとっかかりに殺人事件が発生


 

ミス・レモンが珍しく 誤タイプ

3か所も…

どうしたんですか? と ポワロ

実は…ミス・レモンが 斯々然々で…

興味を持ったポワロが乗り出す

 

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「ヒッコリーロード殺人事件」という題名

から ヒッコリーの並木通りでもあるのかと

思ったが 架空の設定


問題の学生寮は

そのヒッコリーロード沿いにある

 

ヒッコリーの由来は樹木の

ヒッコリーとも関係なかった

 

原題『Hickory Dickory Dock』

( ヒッコリー・ディッコリー・ドック)

となっているので

 

『Hickory Dickory Dock』を検索したら 

マザーグースの童謡だった

 

 

 

はぁ~これで納得!

 

ドラマは ちょくちょく鼠が出てきて 

通りには チーズ屋さんの看板も見える

 

この鼠君 なんで…?と

怪訝に思いながら…というか

もの凄く気になっていた

 

マザーグースの『Hickory Dickory Dock』

から 題を取ったものだと分かり

 

鼠君がちょくちょく登場するのは納得

でもマザーグースの童謡と事件は

一切関係ない感じ…

 

マザーグースの歌を使った

見立て殺人という展開ではなかった


マザーグースの好きなアガサ・クリスティが

バックミュージック的に使ったのかな

 

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どんな事件?


学生寮で盗難事件が起き

その後 オーナーと女学生二人が順に殺される

 

宿の女主人は

複数の学生寮や鞄店を持っているが

陰で ダイヤの密輸を仕切っている

 

既に財産はあるのに何故?と思うが

彼女は密輸で現在の財産を手に入れて

きたのかも

 

寮の学生二人を仲間にしている

子供の頃 母親を殺したことがある男子学生

デザインを学ぶ女学生

この二人は殺人の主犯と共犯でもある

 

旅行バッグがその運搬に使われており

バッグの主はあずかり知らぬ

 

女主人は 密輸のびくびくが嫌になって

手を引きたいと思っている

  

バッグからダイヤを取り出した男子学生が

物置から出てきた所を

部屋の窓から目撃した女学生がいた

 

彼女が盗難犯だったが

同じ寮仲間の男子学生の気を引くため

靴の片方とか 取るに足らない物を盗んでおり

それはポアロに告白済み

バック等 彼女が盗んでないものがあった

 

彼女 盗難の犯人を知っているとか…

ほのめかした為 殺される

 

自分の寮で殺人が起きたことに動揺した

女主人   もう洗いざらい白状してやる!

と 口走った為 殺される

 

最後の三人目の殺人は

ポワロ宅でアリバイ作り

 

1人で 訪問した母親殺し男子学生

そこへ 殺された女学生から電話がかかる

 

あたかも話し中に殺られたかのように

何度も名を呼ぶ

 

電話の主は共犯の女学生で

三人目は 既に殺されていた

 

母親殺しの学生の父親は有名な政治家で

病気で入院中

殺された女学生は彼を尊敬していた

 

どうしても会いたくて

寮仲間の医学生に頼み込んで

面会させてもらう

 

女学生は ベッドの上のアルバムをめくり

(犯人である)学生が写っていてびっくりする

彼は自分が尊敬する人の息子?…

 

 

でも 何故彼女を殺したのか…

自分の出自がばれたこと?…

 

 

ポワロは殺された女学生のポケットにあった

写真に気づく

肝心の学生の顔の部分が血にまみれ

分からなくなっていたけれど

 

ポワロは うまく血を除去して

その顔を浮かび上がらせる

 

ポワロ訪問で アリバイを作ったつもりが

ことさら 何度も名を呼ぶ不自然さに… 

ポアロの勘が ピカ‼️…

 

 

ざっとこんなストーリーだけど

子供の頃 母親に 家庭内盗みを咎められ

それで母親を殺した少年の先が思いやられる

というものだが


長じて 学生寮仲間二人を

睡眠薬をモルヒネにすり替え

文鎮を袋に依頼人れて撲り殺し


密輸ボスの女主人は胸ひと突き


秘密を守る為

安易に人を殺める人間が野放しされていた

という結論だった


3番めに殺された女子学生が尊敬する

政治家は 息子の殺人を隠していた

少年院に入れるべき息子だった


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アガサ・クリスティー

マザーグースの童謡を題材にした作品

 

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『そして誰もいなくなった』

原題:「And Then There Were None」

「10人のインディアン」(Ten Little Indians) をモチーフとして連続殺人が行われる

 

 

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『愛国殺人』 

原題「One, Two, Buckle My Shoe」 

(いち、にい、わたしの靴の留金を締めて)

 

冒頭 ポワロが通う歯科医院の前で

女の子たちが ケンケン遊びしている歌

 

 

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『五匹の子豚』 

原題:(Five Little Pigs) 

 

 

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『ポケットにライ麦を』

原題:(A Pocket Full of Rye)

 

♪6ペンスの唄を歌おう
 ポケットにはライ麦がいっぱい
 24羽の黒ツグミ
 パイの中で焼き込められた