NHK 土曜日の午後又 ポワロが登場
嬉しい限り…
録画のメモリがいっぱいにならないように 保存したいものは BDへ移行
時々 見たいものは10話程 残してある すぐ見れるように…
この時の放送はデジタルリマスター版だった
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ポワロのラスト回は ”ポワロの死”だった
いつもの軽妙な 雰囲気はなく 暗いポワロだった
そもそも 死んで終わりにする必要があるのだろうか…
その死を看取るのが パートナーだったヘイスティング大尉だったのが
ちょっと救われたけれど…
「ビッグ・フォー」では ポワロが爆弾を仕掛けられて 死んでしまったという設定
ジャップ警視監が ポワロの書斎に座り 懐かしいヘイスティング大尉やミス・レモンに
その死を知らせる葉書を沈鬱な表情で書いている
アルゼンチンの牧場
西部劇のような風景…西日の射すデッキに初老の男…ヘイスティングス
がウエスタンハットをかぶり座っている
そこへ少年がやってきて その訃報の葉書を渡す
ある玄関の室内側
ドアにその葉書がポトンと投函される
ニャンコが先に現れ 年をとったミス・レモンが その葉書を見る
こうやって 懐かしいポワロの書斎に ジャップ警視監 ヘイスティング大尉
ミス・レモン 現在の執事ジョージが集まる
皆年を取り ミス・レモンは皺が増えて かなりおばあちゃん
重苦しい葬式
実際はポワロは死んでいなくて 犯人を欺くための偽装という設定
葬式までして 親しい人たちまで欺く…
ポワロ大好き 猫ママの 嫌いなポワロはこの2つ
ビッグ・フォーのストーリーも なんか調子狂う
ポワロは 劇中で死なせる必要はなく
コッツウォルズの とある一軒家で でかいカボチャ作っていてほしかった
調理器具が整然と並ぶ こじんまりしたキッチンを抜けると
裏に小さな畑があって そこでカボチャに八つ当たりするポワロで終えてほしかった
ポワロの物語には 時の流れがあり
ヘイスティングス大尉は結婚して去って行き
ミス・レモンは秘書をやめて去った
ホワイトヘイブン・マンションの部屋も 56B号室から
別の部屋に引っ越して 室内のインテリアも 重厚な雰囲気になっている
執事のジョージや 推理作家の アリアドニ・オリヴァ夫人が友人として
登場する
このアリアドニ・オリヴァ夫人が好きになれなかった
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猫ママの好きなポワロは
56B号室での ポワロ
ガラス窓の向こうに ファイル作業に勤しむミス・レモンの姿があり
長身のヘイスティングス大尉がソファーに寝転んでいたり 新聞を読んでいる風景
ジャップ主任警部が忙しげにとことことやってくるあの部屋
初期はこの3人が ポワロの周りにいるので
今放送中の回はデジタルリマスター版でないが 削除やめようかと思っている
ヘイスティングス大尉とミス・マープル ジャップ警部の出ない回は削除しようかな
ポワロで 一番楽しみは ミス・レモン
あのヘアスタイル! (*´∀`*)
おでこにカールのリングが3つ ときに4つ並ぶ
後ろ姿の髪の纏めも楽しい
ファッションも すごく好き
若い娘でなく オールドミスな雰囲気もいい
あのキャラクターも好きだ
ポワロを好きな大きな一角を担う存在
ポワロもだが ヘイスティング大尉の服装 毎回楽しめる
特に ヘイスティング大尉のネクタイがいつも素敵
名探偵ポワロの3人の服装 すごく仕立てがいい
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今日の回 …… 謎の盗難事件……
ミス・レモンのおでこのリングは5つ並んでいた
後ろは丸いお団子が2つ
ファションは 臙脂色のワンピース
胸元に白いフリル…どこまでもエレガント
注目したのは 冒頭…
スピットファイアーと思しき飛行機が登場したこと
調べたらそうだった
スーパーマリン社のスピットファイアーが撮影に使われ
ライトブルーグレーに塗って スピットファイヤーの原型 K5054っぽく
見せているらしい
ドラマでは メイフィールド社となっていて
社長が この新型戦闘機を外務大臣にお披露目するシーン
いずれいい名前を考えています…と社長
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メイフィールド社は この新型戦闘機開発にあたり
かつて起きたスキャンダルを払拭しなければならなかった
外務大臣に言う
国から信頼を得るため ドイツのスパイとされるマンダリン夫人を招待し
新型設計書を餌にして 釣り上げてみせると…
こんな大事な機密をなんてこと!と 外務大臣は言うが…
ドイツのスパイ活動をしているマンダリン夫人を 招待するなんて!と
心配したメイフィールド夫人がポワロに依頼してくる
”主人は国防上の重要なプロジェクトに関わっている
その一部でも漏れるようなことがあっては…”と
夕食後 ブリッジしながらメイフィールド社長が言う
欧州の現状はこのブリッジのようなもの
相手は 独裁者の小男 (ヒトラー)
ポンティノ湿原のウシガエル(ムッソリーニ)
そのうち身の程を知るようになる…
日本の天皇はどうするんですか?…彼にも身の程を?
と横から言い出した息子を外務大臣夫人が止めた
第二次世界対戦の気配がする
皆が寝室へ引き上げた後 設計書の大事な一枚が紛失しているがわかる
ポワロは 状況からこの設計書を盗む事ができるのは 外務大臣 社長 自分
しかいないと断定する
翌日 ヘイスティングスに 昨夜 チラと話が出た上海事変について尋ねる
”上海事変で日本軍が砲撃に使ったのがメイフィールド社が売った大砲だという
新聞報道がなされた 議会で大騒ぎになったものの 最後は誤報ということで落着
だが 真相は分からない…と
実は この武器売却に関して 社長がサインした文書が ドイツ軍に渡っていた
ドイツはマンダリン夫人を通して新型器の設計書と
このサイン入文書の交換を要求してきていたのだ
マンダリン夫人は盗みの取り調べまで受け プリプリして帰っていくが
車に乗り込む際 社長の部下から 忘れ物ですよと赤いケースを渡される
夫人は引き換えのように この封書を投函してほしいと執事に渡しす
実はメイフィールド社長は サイン文書を取り戻すために
ドイツに設計書の一部を渡していた 盗まれたことにして…
何も知らない外務大臣に前夜から呼び出されていたジャップ警部たち警察の
捜索が続く
マンダリン夫人は ポワロとヘイスティングスに追跡されながら
ドイツ大使公館へ設計書を渡すことに成功する
その様子を近道して確認した ポワロ ヘイスティングス
ポワロは投函を頼まれた封書を 密かに盗みとっていた
宛名は どこかのタバコ屋かなにかでしょう?とポワロ
社長夫人に渡し 中を見るように促す
渋々取り出すと …? 中国語で わかりません
ポワロが言う イエ イエ…それは日本語です
ご主人のサインもありますよ
かつて日本軍に武器売却した証拠文書
交換に設計書を渡した…なんてバレたら 超やばい社長
部下と組んで うまく切り抜けた
怒る外務大臣に言う
あれは子犬です… 設計書の数字はごまかしてあります
やっても無駄です でも気づくまで時間がかかるでしょう
で 一件落着
マンダリン夫人を ほっとくのは癪だと言うヘイスティグスに
ポワロが言う 勝利の気分をしばらく味あわせてやりましょう
今回のお話は とても良くできていた
スピットファイヤー誕生に関する話題があったり
ヘイスティングスのカーチェイスのシーンが 面白かったし
日本軍の支那事変が出てきたり
天皇や 日本語が中国語と思われたり…
刑事フォイルの時代へとつながっていく…雰囲気があった