第57話 【反乱軍の討伐】



高句麗の都・南平壌城攻略中の百済軍

太子グフは固い守りに入っています

そこへ、百済で慰礼宮主を盟主とする反乱が起き

クンチョゴワンは…ある決意をします



右矢印母と息子


”百済を救え”…というクンチョゴワンの命を帯びて

慰礼宮主・ヨファのもとへ特使とやってきたヨグス王子


それは、母ヨファとの対面でした

そして、それは同時に決別という

互いにとって残酷な対面でした



クンチョゴワンからの竹簡に添えられているのは
”そなたが何処で、誰といようと私の妻”という一文

王様から他に何か言伝はないか?と聞くヨファに


母の名を問われたら、タンダンだと答えよと言われました


驚愕!!するヨファ

震えるヨファの手…ブルブル



実母は宮主なのではないか…と


ずっと思い続けてきたと言うヨグス

当人にとってもそれを確認する機会でもありました


産みの母と知って…

抱きしめてほしい!!と訴える息子

我が子と知っても、突き放すしかない状況にいるヨファ


反乱軍の盟主として、ヨグァンの後見人として
自分の立場を自覚している…


非情な決断の時でもありました



ヨグスがヨファの部屋に来ていることを知った反乱軍

捕らえて、ヨグとの交換条件にしよう!

なぜ?ヨグスがヨファの部屋に?なヨグァン

母からヨグスはヨファの息子なのだと知らされ(`(エ)´)ノ_彡


ヨグスを殺す!と

皆とヨファの部屋に乗り込んできます



”宮主には私だけいればいいはず!

物心が付く頃から叔母上は私になんと教えてきましたか!!

父上の恨みをはらし、コイ大王系を継ぐのだ

慰礼宮とヨグは決して相容れない…と

何度も聞かされました!!

コイ大王系の継承者として!そいつを殺します!”


ヨグァンにヨファを連れ出せと命じられ、ヨファの腕を掴むヘ・ゴン


”私の体に触れるな!!

どきなさい!!ヨグスを返すのだ!!”


体を張ってヨグスを守るヨファ

ただこうすることだけが…母として自分ができること…というように

全身で叫びます



右矢印父と息子


ヨグスを慰礼宮主の所へ行かせた理由をヨグンに教えようとする
クンチョゴワン


ヨグンは言います


”私が知って何が変わるのですか?

それによって父上の私への思いが変わったり

兄上への思いが変わったり

もしくは父上亡き後の百済の将来が変わるのですか?”


そうではない…という王に


”それなら、父上の心の中に留めてください

私は知りたくありません

今でも変わらず私を世継ぎとお考えなら、知らなかったことにします”と




右矢印ヨグン王子を気遣うクンチョゴワン


ヨグン王子は一人物思いに沈んでいます

父は傍に来て並んで座ります



ヨグンも誠に立派な息子でありました



”ヨグス兄上を慕っています

妬まず、手柄を喜びたい”


ヨグスを脅威に感じるか?と尋ねる父王に

”妬むような愚か者にはなりたくない

私はヨチャン伯父上のようにならない

この世に父上より偉大な王はいない

父上は不世出の英雄

兄弟の争いで父上の名誉を傷つけることはありません

兄上を世継ぎにされても喜んで従います”



健気な息子に父クンチョゴワンは言います



”ヨグスの手柄はそなたの功

ヨグスは宮主の子…それだけだ

ハンタンを統合しそなたに託す”と


父を抱きしめてくれないか?

しっかと抱きあう父と子




右矢印母と息子の決別


あれが私の馬です…
ずっと一緒についてきてくれたヨファに言うヨグス


”谷那に帰れ

もう、私にも王様にも仕えられないだろう…”と言うヨファに


”私は慰礼宮を成敗します”


驚くヨファ


”私を受け入れない宮主を恨んでではありません

宮主ではなく、王様が正しいからです

百済の主は、ヨグァンではなく、王様とヨグン王子様です

貴族でもありません!
今からでも謀反を止めてください!”


ヨファは答えます


”そなたは私の子ではない

王様の子だ

私の子ではないから未練もない

王様の元へ行け”


愚かな道に進んでしまった母に賢い息子が言う


”将軍の心得は、活人剣の精神と王様はおっしゃいました

一人を倒すことで、多くの命を救えると…

その心で慰礼宮を討ちます


王様にも弟にも、慰礼宮の成敗はさせられません

父上と弟には残酷なことはさせられません

私の手でヨグァンを成敗します!”


背を向けたまま涙するヨファに深々と一礼すると

去ってゆく息子


崩れ落ち泣くヨファ…




右矢印ヨグスを心配して待っているチン・アイ


馬を引き、涙しながらトボトボと歩いてくるヨグス


”行き先が王宮か南平壌城か分からずここでお待ちしていました”

そんなアイを前に その場にへたり込むヨグス


”なぜ、王様は王子様を慰礼宮に行かせたのですか?”とアイ

”百済を救えと命じられました”

ヨグスの手を取り

”ならば、王命に従うのです

他のことは考えず、すべてを忘れ、それだけを考えるのです”




右矢印嘆き悲しむヨファ 慰めるヨファ母

”なぜ天は…今頃あの子を私の元へ!?

私にだけ過酷な仕打ちをするのです(ノ_・。)


グスや!~~グスや!~オイオイ。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。

グスや!!~~~~


喀血するヨファ…



廊下で立ち聞きしているヨグァンとヘ・ゴン

奴を始末すべきだった!!ヽ(`Д´)ノと怒る王子に

チャンスはまた訪れると…と諌めるゴン



右矢印ヨグスがヨファの子と知ったチン氏


決起に支障をきたさないか心配しています

ヨグァンがいるから決起に突き進むしかないだろう…

いや、ヨグァンは所詮 甥っ子  ヨグスは実の子

宮主に決起を台無しにさせるわけにいかない


少しでもその気配があったら宮主を始末する構えです



右矢印王宮へ戻ってきたヨグス


ヨグスが慰礼宮主に会ったことをアジッキの手紙で知り

ウィ・ビランも王妃もオカンムリです


ヨファが母だとは知らせない約束だったのに!と王妃(`×´)
王妃の部屋に来たヨグスに冷たい眼差しを向ける兄妹


反乱軍の討伐にきたと言うヨグスに

反乱軍の首謀者が誰か分かっているはずだが?…という王妃


”セッコビの両親は谷那に住む民

ヨグスの母上は目の前にいる王妃様だけです”


本心が知りたい…という王妃


”私は自分の本分を心得ています

王様が私を漢城に送った理由もです

ヨグン王子様が治める百済の為、慰礼宮を討つことです”



意地悪い顔でビランが言う

”王子様が慰礼宮主を成敗できますか?”


”…反乱を企てた者は皆成敗します

但し、王族には礼を尽くし自害のお許しを!

慰礼宮主は私が捕らえます

処罰は母上にお任せします”


王妃、それを聞いて、立ち上がり ヨグスの手を取り


”よく言った それでこそ私の子!

ようやくそなたは本当の息子になった”



右矢印ヨグスが反乱軍討伐に加わったという知らせが
百済陣営にもたらされ

事情を知らないサ・ギだけが 適任!!と言っている横で

皆 動揺… 反対  パユンなどはダメダメ!

クンチョゴワンもだんまり


どうして?適任なのに!不思議がるサ・ギ


右矢印クンチョゴワン…一人沈んでいます
そっとその姿を気遣うヨグン王子




右矢印ヨグス・ビラン、反乱軍討伐に出陣


王宮を死守せねばならぬ!と気張っているビランに

”敵が先に攻めてくれば、漢城は火の海

歴史ある漢城を攻めさせてはならない”

自分が攻めるとうヨグスに


では自分も一緒に!と
ビランと共に討って出る…ことになりました



ホンナン王妃、ヨグスの為に””という文字を

幸せそうに刺繍しています


そして…
出陣するヨグスの首にその布を…バンダナ風に巻きつけました


   (背の高い187cmもあるゴニル・ヨグス 少しはかがめ!!

    ホンナンママが背伸びしているふう…よいしょ…


兄上にはしたことがないのに!というヨジン姫に


”王子の武勲を祈願しながら刺した

これは親孝行な息子への私のお礼”と…




右矢印平野での合戦


ヨグァンとヨグスは一騎打ち

互いに口上を叫んでいます

ヨグスは高句麗戦を前に逃げ出した卑怯者め~~~!!

ヨグァンもなんじゃらかじゃら~


猛将ビランもいるヨグス軍 初戦勝利!!




右矢印慰礼宮側が負けたと知らせを受けたヨファ盟主

全権をチン・ゴド将軍に委ねるようにと指示します

そこへ、反乱の首謀者がヨファと知って心配した
タンダン夫妻 上京してきて

ヨファを訪ねてやって来ました


タンダンは自分を責めています

宮主にヨグスのことを知らせるべきだったと…


タンダンとの面会をあわてて遮ろうとするヨグァン母

タンダンを見て口あんぐり…なヨファの母

タンダンとの再会を喜ぶヨファ


タンダンはヨファを説得します

宮主が狙う先にヨグス王子様がいます!!


”私にはヨグァンがいる…

息子として受け入れるにはもう手遅れ”と答えるヨファに


遅すぎることはありません!

どうか正しい判断を!

反乱を止め、ヨグス王子様を受け入れてください!!




右矢印斯由(サユ)を失っても 動揺を見せない高句麗側

城門前に陣取っているだけ…無為に時だけが過ぎています

そこへもたらされたヨグス・ビラン軍の初戦勝利


クンチョゴワンはしかし…勝利を喜べません

百済同士の戦を嘆いています




右矢印高句麗では… 

家臣たちが、”籠っていないで攻めましょう”と、進言していますが


冷静なグフ王は

”我々が今すべきは復讐ではなく

南平壌城と国を守ること…

城を補修 し門をしっかりと閉じよ”と命じます




右矢印百済軍 帰還


クンチョゴワン、ついに漢城へ戻ると決心をしました

”まだ天は、私に高句麗攻めを許してくれないようだ”と…


高句麗との国境はスゴク城とする!
マッコヘにスゴク城のことを任せる!




右矢印亀旨(クジ)まで戻ってきた百済軍


ヨグス王子が出迎えます



右矢印ヨファの元へ一通の手紙が…

クンチョゴワンからの呼び出し



右矢印王がヨファを呼び出したことを知って…

まさか!ヨグスを世継ぎにするから反乱を収めろと

密約を結ぶ気じゃないよね????と気をやむ王妃



右矢印ヨファが消えた慰礼宮

こんな重要な時に!!と苛立っていますが

郁里河(漢江)から慰礼宮の船が出たと知って…

なぬ!!!!



右矢印亀旨に天幕を張った百済軍


ヨファの輿を出迎えます

ヨファにはタンダンとウルマフルが付き添っています


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