第28話 「帯方3城心理戦」    第30話 「人質の盾」




第29話 【毒酒】


右矢印帯方 スタン城(ヨグの遼西軍)


チン・スンは、
プヨジュンに人質にされている父と叔父と交換するはずだったヘ妃を、
ヨグが解放したことをなじる…

叔父じゃないですか?…父親じゃないからですか?って。


ヨグは、”ヘ妃の罪は漢城の人々の前で公にする”と言うけれど

チン・スンとの間には溝が…



右矢印モロ城の室内

ヘ妃とプヨジュン、二人はまだ喋っています…

二人の間にはヘ妃が入れた毒酒

ヘ妃、毒が回ってきて、真っ青になりながら、キッチンに行ったり
つまみも出したり…


ヘ妃を守っているヨフィに
例の王命書をヨチャンに渡して…とことづけ
…絶対みてはダメよ…


ヘ妃には、たすかる道はない
プヨジュンの息子たちが自分を殺すことが分かっているし

プヨジュンももう、ヘ妃を救うことはできない
第二王妃を殺そうとしたんだから。


二人は因縁をぐだぐた…いつまでもしゃべる


右矢印外では

母・ヘ妃を守るヨフィと、ヘ妃を殺そうとするヨムン(ヨミン弟)が睨み合って
一触即発な状態…

ゴンが仲裁しているけど…


右矢印室内のお二人さん
かつての恋人同士…プヨジュンとヘ妃…

いよいよ…毒が回ってきた…


     プヨジュンさん!気づくの遅い!!

     今頃、酒瓶の匂い嗅いだって…


毒入れた本人も言っているように

”3人の息子をなした間柄の夫を毒殺したんだもの

アンタだって殺せる!”


互いにヨロヨロ…あっちにヨロヨロ…
殺し合おうとするけど…体がままならぬ


そのうちどちらもバッタリ…倒れてしまった



その後にモロ城に戻ってきたヨチャン!


オモニ!~~~
     
     
医者がモロ城にはいない…

高句麗に助けを求める!っていうお馬鹿がいたけど


結局ヨフィが薬と医者を求めてスタン城に…




右矢印スタン城では

チン氏と交換という条件で医者(コ・フン)と
チン・スンがモロ城へ


コ・フンの手当で一命を取り留めるプヨジュンとヘ妃

約束通り、父たちを連れ帰ろうとするスンを
殺そうと斬りかかるヨサン…約束なんか守るもんか!

ヨフィが仲裁に入ったけど


ヨフィって無力だなぁ
チン・スンに約束守れない…ってさ

牢に繋がれている父と叔父に会わせてくれたけど。




右矢印ヨミン(プヨジュン長男)重篤の母を妻に託して
薬を持ってモロ城へ
    
     只今、漢城は女子どもだけ…


全員集合のモロ城では
ヨチャン・ヨサン兄弟とヨミン・ヨムン兄弟の対立が深刻



ヨミンたちは
ヨサンとヘ妃を殺すつもりだったけど

先に母親が刺され、生死をさまよっているし、
その上、父親まで毒殺されそうになった…

怒ってる。


ヨチャンたちだって

お前ら俺たちを殺そうとしていたんだろう?



バカ太子・ヨチャンが言う

弟・オンジョ(温祚)大王が漢城百済を築き

兄ピリュ(沸流)がミチュホルに百済を築いた


代々続く王位争いを防ぐには国を分けるのも手だ…って

ヨミンもその考えに同意してる…


      (全く、器の小さい愚かな奴らめ…)


へ・ゴンのパパ 内臣佐平(ネシンチャピョン)、あまりのことに中座
百済が分裂すると思うと心が乱れます…あ~あって感じ


息子・ゴンも百済分裂の危機を心配



いっこうに存在感の増さないヨフィ

薬と医者を頼みにスタン城に来た時も

可愛がっていた弟は死んだ…
目の前にいる郡公は父親殺しの罪人だ!って…。



右矢印そのヨフィ

母に託された兄ヨチャンへの渡物…多分、王命書
見ちゃダメ!絶対!って言われたんだけど…
じ~~~~~~っと見つめています…



右矢印プヨジュン、意識を取り戻し

息子たちの対立を嘆いています。


    なるべくしてなった状態なんだけど…

    いまさら心配してどげんすっと?



ヘ・ゴンを呼び、

”チョゴ(肖古)大王とコイ大王系は、長い間争って来たが
国の分裂だけは避けてきた…
なのに!ヨチャンとヨミンが~


王様、お体に触ります…というヘ・ゴンに

”一命は取り留めたけど、毒はもう体中まわってしまった…
自分の命はもう長くない…

お前に最後の仕事を命じる…

お前の手で、私の命を絶ってくれ…”


ヘ・ゴン…びっくり仰天!!!



右矢印ヨグ

段取り通り…今度は高句麗・サユ王と会見。

一行、原っぱで対面


サユ王、何を思ったか…ヨファを王妃に戻して伴った。


ヨファ侍女が、決してヨグ様を見ちゃだめって忠告していたけど…

ちら ちらと互いに見るヨグとヨファ



サユ王、
塩商人とかイエ王之印の盗人とか…
いろいろと代名詞をくっつけてヨグに嫌味たっぷり…

ヨグが、私に興味があるらしいな…と、言うと


あ!そうそう…もう一つあった ニタ~~~~ッ

第二王妃の幼なじみで想い人だ…。