薬剤師および薬種商販売業の難易度は基本情報および初級シスアドと同等。 ITSS-レベル2
同じ大学卒業時点で考えると、薬剤師や薬種商の難易度は、レベル3を超えることは無いと断定しました。 情報系資格のレベル3で代表的な資格は応用情報技術者ですね。また、前身ですと、ソフトウェア開発技術者でしたが、どちらも薬種や薬剤師の競争倍率を大きく突き放す結果となりました。 経済産業省のデータでも、卒業時点での多くはレベル1で、よくてレベル2が関の山なので薬剤師はレベル2が適切だと裏づけが取れました。また、薬種商も難問はあれど、レベル2が一番近いようです。 受験機会は大きく難易度に左右しますが、下位資格の存在によって受験開始時期が遅れるため、受験資格が無くても下積みに4年~6年という期間は経過することがよくあるようです。もっと言ってしまうと、1年に1度か2度受験できるか否かの方が4年分、6年分の受験資格より難易度に直接影響を与えているようです。ね。また、合格率が低ければ、それだけ受験機会が多くても長い期間がかかると考えられます。 では、なぜ基本情報技術者試験のほうが難しいかと言うと、答えは短答式以外にあると考えられます。 薬剤師国家試験の短答式問題は、基本情報技術者試験の約4倍近くの短答式問題があります。 薬剤師国家試験の短答式問題は5択、6択の多肢選択となっており、短答式問題に関しては、薬剤師国家試験のほうがかなり難しめに作られているようです。 しかし、基本情報技術者試験の午後の長文読解問題については、さらにそれを凌駕する難易度となっています。昔にさかのぼるほど基本情報技術者は難しく作られており、薬剤師は逆に簡単になります。 特に第二種時代の合格率は9%の年1度と低く作られており、現行においても受験者の最終学歴も多くは理工系大卒となっており、また、最終学歴が大学院の者は、薬剤師より割合多く構成されており受験者のレベルにおいても、薬剤師を凌駕する実情にあります。 薬剤師は衛生安全にかかわる資格として厳しく作り直すよう案が出され反対に基本情報技術者はそのつど簡単に作り直すようにITとは関連が浅く人口の多い経理などのアンチ情報処理の要望がまかり通ってしまっているようです。 基本情報技術者試験は80年代は日商簿記検定1級より難しかったようですが、経理団体側の言い値により、1級より易しく作り変えられたのだそうです。