「ねぇ、かなちゃん!学年代表やろ!!
しっかりしてよ...
そんなんやったら、
学年代表おろすよ?」
部長のさくら先輩が
私にいった
その時私は、今にも溢れ出しそうな
涙をぐっとこらえ
その日の部活動は、身の入らないまま
終了しました
家につき
わたしは、ただいまも言わず
一目散に自分の部屋にはいった
その瞬間
我慢していた涙が
ポロポロとながれ
わたしは、ベットに倒れこんだ
迷惑をかけたくなくて
こんな自分を誰かに見られたくなく
相談することもできなかった
布団にもぐり、泣いた
声を出して泣いた
何十分にもわたり
わたしは、泣き続けた...
このことはずっと誰にも
話していなかった
誰かに話せば
その人に迷惑をかけてしまう
そう思ったからだ
そんなある日の部活動の時間
顧問の先生に呼び出された
「かなちゃん、なんか悩んどるんやろ?
誰にも話せんくて、どうしたらいいかわからんくてつらいんやろ。」
...図星だった
「かなちゃん、わすれとらんけ?
仲間を頼ること
今のかなちゃんは、頼っとる?
かなちゃんは、ひとりじゃないんだよ。」
わたしはただ、周りのみんなに
迷惑をかけたくなくて
話せずにいた
相談できなかった
でもそれが
自分で自分自身に
どんどん、重い荷物を背負わせていたんだ
その日の帰り道
同じ部の同級生、かすみちゃんが
[...ごめんね。かなちゃん
かなちゃんのきもちにきずいてあげられなくて。]
[これからはわたしのこと頼って!
わたしには、遠慮しなくていいよだよ!!
[かなちゃんの背負ってる重い荷物、
半分くらいわたしが背負うから]
目から大粒の涙が溢れ出していた
わたしは、一人じゃないんだ
頼っていいんだ
自分でできることは自分で
その上で自分では
どうにもならない時は
頼る、助けを求める
もし、誰かが
悩みを抱え辛い思いをしている
人がいるなら
わたしは、その人にそっと手を差し伸べ
こういうであろう
わたしを頼って
あなたのその重い荷物、私に半分持たせて
あなたはひとりじゃないから
