(✳︎ヴェリブとは、パリの貸し出し自転車のこと)
歩道のすぐ横だったため、事故を真横でみることになり、衝撃で呆然としていた。
すると、アートくんは、
「行ってくる、リンは危ないからここにいて」
とそう言って、跳ねられた男性の元に駆け寄っていた。
いや、私、衝撃すぎて足も動かず、アートくんに返事もできないくらいだった…
のにも関わらず、もうすでに何人かが男性に話しかけたり、車を規制していたり、救急車に電話していたり。
レストランで働いている人は、氷やタオルを持ってきたり。
またしても見事な連携プレー。
アートくんはというと、男性の乗っていたヴェリブを返却しようと、ヴェリブを押しながら私の方へ向かってきた。
(ヴェリブは一定時間は無料なのだが、それが過ぎると、課金されていくシステム)
アートくん「もうみんな色々やってたから、こんなことしか手伝うことなかったけど、返却してくる」
そう言って、すぐにヴェリブを返却しに行った。
フランス人て、こういう時、本当にみんな優しい。
私も微力ながら、散らかったスーパーで買い物した商品を袋に戻したくらいだけど…
でも、やっぱりすぐに足が動いて行動できる人ってすごいと思う。
いつもはイライラすることが多いフランスだが、こういう時は尊敬する。