河本です。
期末テストが終わりまして、結果が今日から返却されはじめます。
生徒の半数以上が、学校から帰ったらすぐに塾に来て最後まで教室で勉強していました。長い生徒だと毎日5時間近く教室に滞在していました。
こういう生徒を見ると「ああ、この子は今やるべき事に一生懸命取り組む事の出来る」生徒なのだなと思います。
タイトルの「学歴は必要かどうか」ですが、こういう事なんじゃないかと思うんですね。
どういう事かと言うと、例えば就職先の面接官になったとします。
大きい、人気のある企業であれば応募者数も多いでしょうから、いくら本人にやる気があっても面接官側からしたら全員のお話をじっくり聞く時間が取れないかもしれません。ですからお話を聞いてみたい人をまず最初に絞らないといけません。
その際に指標の一つとなるのが学歴かと思います。
先ほどご紹介した様に、勉強が出来るようになるためには、
①先生の話を聞く
②言われた課題をこなす
③分からない事を聞く
④出来ない事を出来るように工夫する
⑤我慢が出来る
などの事が出来る必要があるかと思います(あくまで一般的にです)
学歴とは、以前そういった努力をしてきたかを測ることが出来る一つの指標になると思います。
10000人応募があって100人としか話をする時間が無いのであれば、うちの会社にとって頑張ってくれそうな人の割合が多そうな人達から話を聞いてみよう。
と、なることがあると思います、これが学歴なのではないかと思います。
勉強が出来る人間をほしい訳ではなくて、仕事を一生懸命やれる能力のある人を探す時の目安なわけですね。
それでは果たしてそういった理由がある事を分かった上で勉強をしている子どもたちは一体何割くらいいるのでしょうか。
勉強はしないといけないものだと、ただただそう思って必死に頑張っているのだとしたらそれはとても素晴らしい事だと思います。
しかしやはり、そういった理由も分からずに勉強をしていくのはとても苦痛の伴う作業なのではないでしょうか。
私達はまず、そういった話を生徒にして、納得した上で勉強してもらう様に心がけています。
きちんと今やっている事がなぜ必要なのか、逆に生徒の将来の目標を聞いて、やらなければいけない勉強は何なのか、やる必要の無い物(優先順位の低いもの)はなんなのか、そういった事を相談しながらカリキュラムを設定して行きます。
学歴というのは、いわゆる大手の企業に就職する時、ハイレベルな勉強をする環境に身を起きたい時、入りたい高校、大学がある時などに利用するものです。
言い換えると、将来の夢が決まっていてその夢を叶えるために通知表がオール3で良ければオール4になれる様に勉強する必要は無いわけですね。
結論、学歴が必要な人も必要でない人もいる。
自分のお子様が一体どのくらい出来る様になる必要があるのか、
それをちゃんと理解した上でお子様が納得した上で勉強出来ているかを確認する必要がある。
これが非常に大事だと思います。勉強が出来ない、苦手なのは悪い事ではありません。それぞれ得意不得意、将来の様々な異なる目標がある訳ですので。
そして、その将来の目標に対して自分が今そこにたどり着けていない時に、塾や家庭教師などに勉強のやり方を教わります。
しかし大事なのは、勉強のやり方を教わっても、努力するのはあくまで自分自身です。
自分で頑張ろうと思う気持ちが無ければまず結果として残る事は無いのではないかと思います。
繰り返しになりますが、だから本人の納得が必要なのです。
ゴールがどこなのか分からないマラソンは走れません。
ですので「やらなければいけない理由」をきっちり説明して上げる必要があるのだと思います。
お子様のテストの点数が悪くてがっかりした時にはまず、「目標がなんだったのか」をいつも確認して上げる事がとても大事なのかと思います。お子様が今の成績でいいと思っているのにもっと勉強しなさいといっても、納得はしませんよね。
そういったコミュニケーションが成績を上げ、目標を達成する事につながると思います。
当塾では、いよいよ受験生が各々の進路を固めて指導要領を作っていくところです。三年生は受験終了までの登塾スケジュールを作り始めました。
後残り数ヶ月、全力でサポートしていきます、よろしくお願いいたします。
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