青春18きっぷ(せいしゅんじゅうはちきっぷ)とは、旅客鉄道会社全線(JR線)の普通列車・快速列車が1日乗り放題となる、販売および使用期間限定の特別企画乗車券である。
値段は5回分セットで11850円。1回あたりおよそ2370円であり、2370円分でJR線の何処にでも行けてしまうという夢のような切符なのだ。
ただし、これには欠点がある。新幹線や特急列車には対応していないのだ。これらに乗車する際には別途特急券・乗車券の購入が必要なのである。
冬休みのある日、私はこの夢のような切符を手にしたのだ。これで私は鉄道旅では完全無欠。無償で何処に行けるようになった。ただし期限は1月10日まで。早く使わないと無駄になってしまう。
そんな中、私は、ある旅を決行したのであった…。
2018年1月4日 朝7時
私は、静岡県某所に居た……。
前日は1泊して、朝7時に静岡に到着する事に成功。
早朝に首都圏を出発し目的地へ在来線で行き、そこからまた在来線で帰るとなると、流石にスケジュール的に辛いためこうなった。
ここから、東海道本線で向かう。行き先は名古屋だ。
静岡県内の東海道本線は速達種別が無く、乗り心地も悪いと評判が良くなかったのだが、大したことはなかった。
クロスシートがあったお陰で快適。雑誌を読みながら少しずつ駒を進めて行ったのだ。基本的に"待つ"ことができれば何もキツくない。
およそ2時間30分後。
名古屋についた。
本当に在来線で来た。2370円で名古屋に来た。
嬉しかった。名古屋に来たのはおよそ4年ぶりであり、何より1人だけでここまで来たのは初めてだった。
行きたい場所があったので、そこへ向かう。
ここには人生で一度は行ってみたかったのだ。
ちなみに、
子供客が多くて私のような人は居なかった。
昼飯は味噌カツ弁当。
午後、思ったより時間が余ったので、名古屋駅から歩いて名古屋城へ。
夕方になった。
ここから、地下鉄名城線で金山駅へ行き、そこから東海道本線で首都圏へ帰宅することに。
旅も終わりにさしかかる頃かと思いきや…
本当の地獄はここからだった…。
駒を進ませたいと思っても進まない。携帯の充電も残り僅かとなり、雑誌は読破。この時の為に用意した2DSもあったのでなんとかなったものの、行きの倍以上の時間を要し、かなりの疲れを感じた。椅子に座っているのも辛くなって来た。電車内が騒がしい。イライラする。お腹空いた、弁当食べたい。混んでるこの状況ではお水が飲めない。沼津でガチめのラブライバーが乗って来た。新幹線乗りたい新幹線乗りたい。そろそろ母親に怒られそうだ。もう時間の無駄だぁぁぁ〜〜。
夜11時、帰宅。
かなりストレスを感じており、夕食も全く食べていなかったのでグッタリ倒れ込んだ。新番アニメを見たかったが見ずに寝た。
最後に、感想。
交通費2370円とはいえ、入場料やら食費やら雑誌の費用やらで所持金は大きく削られた。2370円の旅なんて嘘だった。
これ以降鉄道旅へ行く事は無く、青春18きっぷ残り4回分は未使用のまま終わった。
もう二度とやらねえ。








