先日娘が会社説明会に行ってきた、と言って帰ってきました。見るとダメージ加工されたトレンチコートを着ているありませんか。そ、それは、もしや、大昔にママがアズ・ノウ・アズのセールで買ったものでは!?そ、そんなダメージ加工されたコートなんか着て、就活しちゃアカン、と言うことで、さっそく「なんでもない普通のコート」を作りました。



この生地はチノクロスに見えるけれど、チノクロスよりゴワゴワしていて、コットン100%でもないみたい。ないみたいと言うのはね、日暮里でメーター200円でもって生地の材質についてはお答えできませんというやつだったから。3メートル買ったので600円プラス税。

ボタンにヴァンサンカンとかによく載ってる銀座の目抜通りに店を構えるキツネみたいなブランドのロゴがあるんだけれども、どうしてうちにこのボタンが結構な数あるのか不明です。



で、この生地は困ったやつで、一旦縫い目がつくと、ほどいてもミシン目が消えないんです。そんな時に限ってボタンホールをトチるという失態。娘のでよかった~、でも、面接官A「あの子良くなかった?あの子にしようよ」面接官B「え~、彼女のコート見たでしょ、一番下のボタンホールの下に失敗したとおぼしき痕跡があったでしょ、不採用だね」なんて事になったらどうしましょ~…………

さて、ボタンホールと言えば、売り物作るときは、手作業でかがるのだけども、む~すめ~のだからぁ~

20年近く前に購入したbrotherのプロフィールという機種です。身内の物ならこれで充分まともなボタンホールができます。直線縫いはJUKIのシュプールを使いますが、ボタンホールの時だけプロフィール出動。子供達が小さいときから大活躍してくれて、いまだに絶好調な可愛いやつなんです。いつも一緒だったから私の棺に入れて一緒に荼毘に伏してもらいたい。でもな~、不要品は分別の時代だから、無理だろーなぁ~

身内の服とは言っても、裏の美しさは大事!リネンのマドラスチェックの端切れが側にあったので、そちらでバイアステープ作ってくるみました。裏衿もこの布を使いました。





娘よ、就活頑張れ~