平成25年春からIさん(全盲)のランニング伴走をしています。週3ペースで朝5時半から約1時間、10・7・5㎞コースをその日の体調や都合に合わせて走ります。走り方は二人が横並びになりIさんは左手、私は右手で輪っかになったロープを持ち、息を合わせて走ります。背中から朝陽を浴びるときは、二人の影の中心に、Iさんと私をつなぐロープは天使の輪のようにゆらゆら揺れます。
一昨年、Iさんは「聖火リレーに応募したいので応募するのを手伝ってほしい」と言われました。私は「まさか通ることはないでしょう」といいながら半信半疑で申し込んだら、何と選出⁈されました。 各メディアの取材を受け、いよいよという時、コロナ禍で1年延期。
走ることを日課にする私たちは、聖火リレーは朝のランニングの延長線上にあるので辞退する理由もなく、日々ランニングの目標の一つとして当日を迎えようとしています。
聖火リレー当日は5月26日、あと3週間となりました。当日までの日々を綴りたいと思います。
今朝は7㎞ラン。二人とも近年ペースが落ちているのでタイムはとらなくなりましたが、1㎞6分半~7分くらいのゆっくりラン。それでもわりと急な坂道を駆け上ります。
今朝の話題は新型コロナ感染状況と佐藤愛子さんのエッセイについて。走りながら、その時々の四方山話をしながらのランニングです。
5時17分発、Iさん自宅前6時10分ゴール。「見てほしいものがある」と見せていただいたのは、Iさん特製の練習用トーチ。ペットボトルに水を入れ、周りにおもりが取り付けられていました。
実際のトーチは1.7㎏。結構重いので、今度それを持って練習します。
次回は8日に走ります。