『空くう』とは実体ののないものという解釈が多いです。
実体のないものにこだわり執着してはいけない、捨てなければと。
心を『空』に、心を『無』にと。
多くの経典には空の他にも無も出て来ます。
ですから無と空とは別だと言うことです。
『空』とは大宇宙に存在するけど、この三次元世界にはないもの。
即ち異次元世界(彼岸)のことです。
この三次元物質(色)は異次元空間(空)から出現したものであり、物質は(色)いずれ異次元空間(空)に戻ることになります。
また『空くう』と『色しき』は表裏一体で、異次元空間はどこか宇宙のかなたにあるのではなく、『今ここにこの場所』にすでに存在して、人間の肉眼には見えていないだけにすぎません。
三次元世界と重なるように異次元世界は存在しています。
つまり異次元世界(空)の裏が三次元世界(色)で、三次元世界の表が異次元世界であります。
ですから人間の身体にも異次元生命体が重なるように存在しています。≪霊魂・魂≫
この目で見えて触れることもできる物質『色しき』は、『空くう』が形をとっているのに過ぎない仮の姿です。
これが般若心経の『色即是空』『空即是色』です。