人は逆境にあうと、直ちに逃げたがるでしょう。


さもなければ、なぜ、自分だけに、こんな逆風が吹くのであろうか、運の悪い人生だ、などといいかねません。


そこから、愚痴と言い訳の言葉や姿勢しか見えてこないでありましょう。


それに対して、逆風にあって真実を観たといった世界は、誠に深いんでしょう。


風が吹けども山は動かず。


という山の不動の姿は、どのような、荒々しい風が吹いても壊れない、破られない、不動心であるのでしょう。