私たちはいつも、この広い世界に自分という人間が誰の世話にもならず独立して生きていると考え、自分の考えは常に正しいと信じ、また、世界は自分を中心に回っていると思い込んでいます。


こうして自分に執着することを「我執」と言いますが、これが「あるがままに観る」ことを妨げる最大の原因です。


あの人は良い人だ、という時はたいてい「自分にとって都合のいい人」であり、「あの人は駄目な人だ」というのは「自分に利益をもたらさない人」という場合が多いのではないでしょうか。



つづく