人生はつねに静中動あり、動中静あり、です。

人生のさまざまな局面で、当面する一面だけにこだわらず、その反面に今までとは違った立場や方面からみることで、『生きている』世界が開かれます。

不自由な環境に身を置かされて、与えられた不自由に、不自由のまま身を任せたならば、実はそこは自由なんです。

かえって自由を欲しがると、自由でなくなります。

自由(如意)と不自由(不如意)、死と生、安と不安・・・・。

それぞれに私一人の内なる対応の仕方で、制約や拘束をひるがえし、超えられるのです。