達磨大師は、「面壁9年」という座禅の修行を少林寺で行った事で有名であります。
壁にじーっと向かって座禅を組むこと9年。
ただひたすら座り続ける達磨に、若き修行者が尋ねました。
「達磨大師、あなたはじーっと座禅を組み続けておられますが、いったいその間、どのような真理について考えておられるのでしょうか?」
達磨曰く「何も考えない事を考えておる」
人は何かを求める時、常に考え続ける事によって、それを求めようとします。
しかし、真理は何も考えない時にこそ、もたらされるものかもしれません。