山添村の神野山（奈良県と三重県の境にある大和高原の山）周辺に点在する巨石群は、GPSの調査などで星座の位置が一致したため、夏の大三角形を構成する星々と天の川を地上に投影したものでないかと考えられています。
（夏の大三角形に対応する巨石が王塚＝デネフ・天狗岩＝アルタイル・八畳岩＝ベガ、天の川がなべくら渓、蠍座のアンタレスに対応するのが竜王岩、古代七夕信仰の跡なのか？ 北極星＝神野寺があり古くは巨石か祭祀跡があったのか、 北野の明星岩は金星か、オリオンの三つ星に対応する巨石も見つかりました）。
神野山の「なべくら渓」は、周辺の地質（花崗岩）と異なる石で、幅約２５メートル、長さ約７００メートルにわたって渓流のように連なっており（大小の黒い岩石が谷一面に累々と重なり）、まるで溶岩の流れのような奇勝です。
（自然現象としてはまったく説明できないとされています。地元の昔話によると、神野山の天狗と伊賀の天狗がけんかして石を投げ合ったためにできたという）。
また、「なべくら渓」の天の川を表している角閃班勵石（かくせんはんれいがん）は生駒山付近等で採掘される石です。
さらに、神野山を夏至の方向に東へ行くと中峰山があり、そこにも巨石群の大亀石・手毬石・船岩などがあり、岩刻文字（ペテログリフ）などが残されています。
とにかく気持ちのいい静かな場所ですので訪れるだけで元気になりますよ。
一人で瞑想してますと、自分が異空間にいるような、かなり深い意識までさかのぼれることができるます。
近くに薪の暖炉があるうどん屋さんがあり、昔でしたら町のあちこちに１件はあるようななんともいえない空間ですので、覗いてみて下さい。楽しくて美味しいうどんです。
名古屋から車で１時間１５分ぐらいで行けると思います。