お釈迦さんが道を歩いていた時、木のトゲを踏みつけ足を傷つけてしまいました。

弟子が「大丈夫ですか」と気遣った際、こう語りました。

「私も足にトゲが刺されば、皆と同じく“痛み”が走ります。

 違うのは、私は、ただ“この瞬間だけの痛み”で終わるが、他の人はこの“痛み”を後に引き摺り、縁起が悪いだの、運が悪いだの・・・等と考えてしまう点であります」


<今>を生きる人にとって、この瞬間、瞬間が全てであり、始まりであると同時に終わりでもあるのです。

“真実の人”は、「第1の矢」は受けても「第2の矢」は受けません。