恩という字は因+心。つまり私の命の因(もと)を知る心が恩の字義です。

私の命は3代遡れば十四人、十代では千二十四人の親と呼ばれた人がいました。


『ちょっと照れくさい孝行のメッセージ』の本の中に書かれていましたが。


『父は学がないからと、体を使って働いて僕らを育てた。愚痴ひとつ言わず、ろくに楽しみもなく、ただひたすらに働いた。『父さん、楽しみはないのか』というと無口な父がたったひと言。『お前ら子どもが楽しみじゃ』涙がでた』


『女で一つで働きながら子どもたちを育ててくれたお母さん。寝る間もほしんで働き続けたお母さん。『一体いつ眠るんだろう』と子ども心に思っていた。』
そのあなたが今、ベットの上で静かに眠り続けている。
あの時の寝不足を補うかのように。どうかお母さん、安心してゆっくり眠って下さい。ありがとう。』


    滝行日記                水に流せないことは、滝に流しましょう。       



私たちはさまざまなご縁とご恩をいただいて、今を生きています。

「振り返ればお世話になりし人ばかり」

恩送りとは、直接恩を受けた相手ではなく、別の誰かに恩を送っていくのです。

親から受けた恩を子ども送る。

先生やご近所の方々に受けた恩をボランティアという形で学校や社会に奉仕する。

こうして多くの人が過去から未来へ繋がっていき、人の和と輪が生まれます。


仏教の3本柱『報恩感謝・懺悔滅罪・誓願立志』を心に立てて、


○惜しみなく与える明るい笑顔

○思いやりのある言葉

○相手の身になる優しさ


今必要なのでしょう。