simple life from Australia

simple life from Australia

オーストラリアに滞在して3年目。

強迫性障害のパートナーとの日常や、自分と彼が心地よく生きていくための日々の工夫(食事やライフスタイル)、起業したプチビジネスの事などを気楽に書いています。

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オーストラリアに来て3年と少し。ボーディングスクールで働いたり、街のマッサージショップで働いたり、カフェで働いたりしたのち、今のスパでマッサージセラピスト兼ネイリストとして働いて2年が経とうとしていた。生活にもどっぷり慣れて、毎日同じルーティーンを繰り返すように。ワーキングホリデーで来たころのように、新しい出会いや発見をキラキラした目で見ることもほとんどなく、朝起きて、仕事に行き、同僚やお客さん達とたわいもない会話をして帰宅する。冷蔵庫にあるあり合わせで夕食を作って、テレビを見たり、本を読んだり、パートナーと会話をしたりして眠りにつく。当たり前のことだけど、どんなに新鮮な出来事も、毎日過ごしていくと、それが日常になる。
そうした毎日を過ごしていると、やはり出てくるのが、これでいいのか?という疑問で、、、、この頃出てきた不満というか、自分なりに打破したいと思ったことは

1.日本にいるときのように自分のしたいと思うことをしたい
2.収入を上げたい
3.オージーの同僚達ともっとナチュラルに会話したい


というのも、仕事を探すとなると、英語のリミットとか、自分のスキルを考えると、仕事がかなり限られているということ。それでも、ガンガン履歴書を出すけど、返答すらない事がほとんど。ましてや、今の雇用形態はカジュアルといって、日本でいうとバイトのようなもの。スパでの予約が入らないと、どんどんシフトは削られ、有給もないので、収入が本当に不安定。日本でだったらまずこんな働き方しないだろうなぁと思う。
そのころ、追い打ちをかけるように、パートナーも仕事を辞めたり、スパでも暇な日が続いたりと、金銭的に厳しい状況が続いた。
とりあえず、生活を安定させるために何でもいいから仕事を!と、ジャンル問わず仕事を応募していたが、ふと、私これでいいのかな?という疑問が沸々とわいてきた。生活のためとはいえ、好きでもない仕事をして、とりあえず、とりあえずで食いつないでいく働き方。ワーキングホリデーの時とは違い、この国に長くいるという可能性が出てきた今、私はこんな働き方を続けて幸せなのかなと考えるようになった。
仕事を探している時、面白そうな仕事や、やってみたいなという気持ちは後回しにして、自分の出来そうな仕事を探している自分がいた。これだったら、英語がペラペラじゃなくても出来るかなぁとか、人に迷惑かけないかなぁとか、自分の経験を活かせるかなぁとか。。。

そんな風に考える自分に気づいたときは少しショックというか、気づかない間に自分で自分のリミットを決めて、その枠から出ないように生活してる自分自身にすごく残念な気持ちになった。じゃあ、自分の本当にしたい事ってなんだろう?って考えたときに、あまりしっくりくる考えが浮かばなかった。じゃあ、私が日本にいたときに、ずっとしたかった事ってなんだろう?って考えた。専門学校を卒業してからずっと、接客業をしてきた。美容師をして、水商売をした。営業回りもしたし、ラグジュアリーブランドでの販売もした。いろんな仕事をしたけど、どれも接客業という大きなフィールドで繋がっていると感じていたし、職種は違えど、どの仕事も楽しかった。そこで自分は人と話して人を喜ばせるこが純粋に好きだとずっと感じていた。いつかは何かの形でお客様を喜ばせるツールとして自分で独立したいとずっと考えていた。
オーストラリアに来てからの三年。英語を覚えることに必死で、生活していくことに必死。そうしている間に自分の中にあった目標は次第に英語の上達や、仕事を見つけるということにシフトしていった。そうして、気づかない間に自分の中で”妥協する自分”を作り上げてきたように思う。
オーストラリアにいるからという理由で、日本にいる時のように自由に夢を見たり、目標を持つことが出来ないなんてオーストラリアにおる意味あるか?と、考えた。ただでさえ、家族や友達に会えない寂しさもあるのに、それに加えて自分のしたい仕事が出来ないなんて悲しすぎる!
確かに、英語や文化の違いの壁を乗り越えて、自分のしたいことを成し遂げるには、日本で同じことをするより倍以上の時間や努力がいるかもしれない。それでも、チャレンジしない自分を受け入れて生きていくのはやっぱり嫌や!という強い思いが芽生えた。と、同時に、独立と考えたら、英語もろくにしゃべられへんのに、出来るん?とか、失敗したら恥ずかしいやん、とか、借金まみれになったらどうしよう、周りの人に迷惑かけたらどうしようとか、そんな考えが頭をよぎった。
そんな自分を自分で応援するために、成功した人の本とか、言葉とかを読みあさった。
わからないなりに、ビジネスメンターのアポイントメントをとって、アドバイスをもらったり、銀行のビジネスプランのチャートを使ってどのくらいのお金があればできるのだろうと計算したりして、これだったら私にも出来るかもしれないと思ったのと、幸い、オーストラリアに来てからもずっと接客業(マッサージセラピスト)を続けていて、仕事は体力的にきついときもあるけれど、好きだったので、自分の小さなマッサージショップを持つことにした。