地域に支えられた歴史ある農場 | アメリカの大学院で勉強する、舞のもぐもぐブログ

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旧『ベナンで活動する舞のもぐもぐブログ』 

2008年6月~2010年6月の2年間、青年海外協力隊として西アフリカのベナンという国で活動しました。

2012年8月から2014年5月まで、アメリカのブランダイス大学院(Brandeis University)で国際開発学を勉強しました。

『Sustainable Agriculture and Watershed (持続可能な農業と流域)』
という授業で、フィールドトリップへ走る人

マサチューセッツ州にある、アメリカで最古の
連続経営農場(continuously operating farms)の1つ、
アップルトンファーム(Appleton Farm) を見学しに行くことになった。
学校から車で1時間以上、グループに分かれて農場へ向かう。

1683年に設立され、伝統的な田園、牧場、飼育場などがあり、
広さが1000エーカーだという。
坪だと・・122万4千坪!?叫び

農場の方が敷地内の案内をしてくれた。

これは、材木から再生可能な熱量を生む装置。
きれいな空気を排出するらしいキラキラ

Appleton Farm、留学 Appleton Farm、留学

ビニールハウス

Appleton Farm、留学

畑をてくてく。200種類以上の野菜や果物が育てられているらしい。

Appleton Farm、留学 Appleton Farm、留学

土をよ~く見ると、破られた黒のビニール袋が土に混ざっている。
湿気を閉じ込めて、土の乾燥を守るのだとか。
日本みたいに大きな黒のビニール袋(マルチシート)で
思いっきり覆ったりしないのね?

Appleton Farm、留学 Appleton Farm、留学

この農場は2002年から 
Community Supported Agriculture (CSA)
プログラム
というのをやっているそうだ。
それは、お金を前払いして収穫の時に農産物を受け取る、というもの。
値段は大体700ドル(7万円)で、現在、800以上の家庭が申し込んでおり、
年間1000ポンド(約450キロ)の農産物を提供しているらしい。

人気すぎて今申し込んでも、ウェイティングリスト行き。
地元の、新鮮な農産物が手に入るし、
生産元が分かって安心だし、
地元の農業を支えられる、というメリットがあるキラキラ

農場にとっても、収入の見通しが先に立つし、
消費者を知るいい機会となるようだ。

へぇ~、すごいなぁ。得意げ

ただ、不作になっても払ったお金は基本戻らず、
リスクがあるので注意が必要。

さて、次は牛舎へ。

Appleton Farm、留学

あ、ミルク絞り機を使っている。今どき手絞りじゃないのね。。ショック!

Appleton Farm、留学 Appleton Farm、留学

これ、牛が糞をするとこのレールみたいなのに糞を乗せ、
レールが動いていって、小屋の外の土に混じって肥料になるらしい。

Appleton Farm、留学

牧場。牛はここで草を食べるらしい。
周りはワイヤーで仕切られてるんだけど、
実はこのワイヤーに少量の電気が通っている。
1度ぶつかると、懲りて2度と逃げようとしなくなるんだって。

Appleton Farm、留学 Appleton Farm、留学

とれたミルクは現地でヨーグルト、チーズ、バターなどに加工される。
この農場では料理教室を開いたりしてレシピを教えているのだとか。

Appleton Farm、留学

最後にお店へ立ち寄る。

Appleton Farm、留学

新鮮なものがたくさん置いてあって、ついつい買いたくなってしまう。
乳製品、パン、ソーセージなどなど。。

Appleton Farm、留学 Appleton Farm、留学

歴史ある農場なのに、環境のことをすごく考えていて
最新の技術を使っていて面白かった^^
地元の農業を支える仕組みもよかったし・・
確かに応援したくなる農場。

日本にもこういう農場がもっと増えていったらいいなぁ得意げ


※詳しく知りたい人は
『アップルトンファーム』HP(英語)  へ