今できる限りのことをすべき | アメリカの大学院で勉強する、舞のもぐもぐブログ

アメリカの大学院で勉強する、舞のもぐもぐブログ

旧『ベナンで活動する舞のもぐもぐブログ』 

2008年6月~2010年6月の2年間、青年海外協力隊として西アフリカのベナンという国で活動しました。

2012年8月から2014年5月まで、アメリカのブランダイス大学院(Brandeis University)で国際開発学を勉強しました。

語学学校の授業が始まって2週間が過ぎた。

ここELC http://www.elc.edu/boston-english・・・ )は、
授業は1ヶ月サイクルで、今ちょうどそのサイクルが終わったらしい。
そのタイミングで、先生が認めた生徒は次のレベルに昇格できる。

レベルは低い順から 100A、100B、200A、200B・・・600B
の全部で12のレベルに分かれている。

入学の日に行われる簡単なテストでクラスが振り分けられ、
私は、
文法 500B
会話 500B
書き 400A
 ← ※書きはなぜか500Aまでしかレベルが無い
と、結構上位のクラスに入ることができた。

2週間しか授業を受けていないため、昇格には不利になる。
やっぱり、全部のクラスで私は同じレベルに残ることになったし、
そんなもんだろうと思っていた。

だけどこの頃、教科書の問題を解くのが中心の
「文法」 の授業に、だんだん飽き始めていた。
先週、教科書の最後難しいところを終えたのだけど、
ページを20ページくらい戻って、授業が始まった。

戻るんかい!?ショック!
・・でもまぁあと2週間の辛抱だし。。

※ELC発行のテキスト。
英語の文法を基本から学びたい人にはいいかも?
Understanding and Using English Grammar volume B
ところが、その 「文法」 の授業で、
同じ日に入学したにも関わらず、レベルが上がったクラスメイトがいた。
彼女はモチベーションが高く、授業中積極的に質問していた。

その彼女が新しい授業のあと、興奮しながら、
「とってもよかった!
教科書も変わって、トピックについてみんなでたくさん議論したの。
マイも600Aに来てみたら!?
え?教科書ページ戻ったの?はぁ。。。そんなの時間のムダ
問題解くだけなんて、お金のムダでしょ」


と、私が何となく思ってたことをズバズバと言ってくる。ガーン

「私たちはお金を払ってるんだから、できる限りのことはすべき。
マイはボキャブラリー(語彙)持ってるんだから、
絶対に600Aに来るべきだよ。おいで!」


なんでそんなにモチベーションが高いんだ。


・・・。 (-_- ) でも、やってみようかな。

調べてみると、クラスを変えるには
担当の先生の許可がいるようだった。
つまり、先生に直接 「クラスを変えたい」 と言わないとけない。

はぁ。。。DASH! ガーン

私が先生の立場で生徒にそんなこと言われたら、
絶対気分悪くなるけどな。

私はこのまま何事もなく、
無事語学学校生活が終わってくれるだけでいいのに・・

なんでそんなこと言うんだよ~~~(´д`、)

でも彼女の言うとおり、ひねくれているだけじゃダメなんだと思った。

・・次の日、勇気を振り絞って、先生にダメモトで言ってみた。
「クラスを変えたい、もっと上のレベルで勉強してみたい。
・・ダメですか?」


いつも笑顔の先生は、この時は無表情だったし、
やっぱり気分を悪くしたように見えたガーン
だけど10分後、スタッフの許可を取り付けてくれたのか、
新しい教科書を持ってきて 「1番の教室だよ」 とだけ言って
すぐに立ち去っていった。

・・! やった!目

急いで新しい教室に向かう。

新しいクラスは、それは刺激的で今までのクラスとは別世界だった。

今までの文法のクラスは、
10人のクラスメイト中5人が日本人。
これも、クラスを変えたいと思った理由の一つ。

だけど今度のクラスは、日本人は私だけ。

文法の授業にも関わらず、みんなでそれぞれの国の、
宗教の儀式や料理などについてたくさん議論をして
色々情報交換ができた。

※新しい教科書。
文法だけでなく、ビジネス、教育、宗教など
色んなトピックについて書かれている。
『Grammar Connection 5』
みんなすごくペラペラ話せるのでなかなか入り込めないんだけど、
先生が必ず 「日本の場合はどうか」 と時々ふってくれるので、
唯一日本人の私は、
運よく毎回みんなの前で発言することができた。

そしてもう1つ、嬉しいできごとキラキラ

ある日、先生不足で
私たちの会話のクラスは2つに分かれ、
他のクラスと合同で授業を受けることになった。

半分の生徒は、同じ先生で他のクラスと一緒に。
そしてもう半分の生徒は、1つレベルが上の600Aのクラスに行かされた。

私は、600Aに行けることになった。

そこでの授業も今までと比べて全然レベルが高かった。
あなたたちはなぜ語学学校に通ってるの?汗
と聞きたくなるくらい、みんなそれはそれはペラペラ話す。

グループに分かれてプレゼンをしたり、
大学の講義の一部を聴いたりして、
語学学校にしては十分ハイレベルな授業を楽しんだのだった。

クラスを振り分けた先生(前の文法の先生と同じ)は、
たぶん私が上のレベルに行きたがってるのをこの間のことで知って、
はからってくれたんだと思う。

あの時私が勇気を出して言っていなかったら、
たぶんこっちには来られなかった。

ちゃんと声に出してアピールしないと伝わらないんだなぁ・・。


一歩踏み出すだけで、こんなに世界が変わる。


そんなわけで、会話のハイレベルなクラスは一度きりだったけど、
私はつまらないと思い始めていた
「文法」 の授業が一番大好きになった。得意げ


※語学学校の上級レベルに入れるくらいの実力があるならば
語学学校などに通わず、さっさと正規の大学や大学院に留学した方が絶対にいい。
声を大にして、ここで言っておきます。