「社会を変える」を仕事にする | アメリカの大学院で勉強する、舞のもぐもぐブログ

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旧『ベナンで活動する舞のもぐもぐブログ』 

2008年6月~2010年6月の2年間、青年海外協力隊として西アフリカのベナンという国で活動しました。

2012年8月から2014年5月まで、アメリカのブランダイス大学院(Brandeis University)で国際開発学を勉強しました。

この本、めっっっっっちゃ面白かった。目

「社会を変える」を仕事にする
社会起業家という生き方 / 駒崎弘樹
そもそも 「社会起業家」 
っていう言葉を初めて聞いた。

社会の問題を解決するために
存在するNPO団体、
そしてそれらを立ち上げる人たち。

作者は大学時代ITベンチャーの社長をやっていた。
卒業後、社会のために何かしたいと思い、
病気の子を専門に預かる
病児保育のシステムを立ち上げた。

~アマゾンの内容紹介一部抜粋~

「日本社会の役に立ちたい」
なんてこった。
自分がこんなことを思っていたなんて。


彼はその後、NPOの道を選び、
東京の下町で 「病児保育サービス」 を始動。
「共済モデル」 という画期的な手法によって、
そのサービスは高い評価を受けている。
彼自身 「世界を変える社会起業家100人」 に選ばれ、
日本を代表する若手社会起業家として注目を集めている。


NPOっていうと、
ボランティア精神でやっていて、
資金は募金に頼っていて、
いつもお金に困っているイメージがあった。

しかし今や、この作者のように、
ビジネススキルがあって、能力の高い人たちが
「社会起業家」 となって
NPOの分野に出始めているのだ。

そうか、今はそういう時代の流れになっているんだ・・。

お金のためだけに働くのに
どこかむなしさを感じ始めた日本社会。
人のために、社会のためにと言っても
結局株主に利益を配分することが目的の株式会社。
「仕事のやりがい」 を求めて、
「社会起業家」 となる人たちは
今後増えていくだろう。

アメリカでは既に会社に就職するのと同じように
NPOに就職する、
というのが当たり前になっているらしい。

NPOでも、企業のように
各分野のスペシャリストが集まり、
CEO (最高経営責任者) もいたり、
年収1千万を超える人もいるのだとか。

日本には数えきれないくらいの問題があり、
NPO業界も、まだまだこれからなので
進出のしがいは十分にあるだろう。

行政を変えるよりも、
自分たちからムーブメントを起こす。

社会を変えるための
新たな1つの可能性を示してくれた本。

自分の進路についてすごく考えさせられた。

※NPOフローレンスのブログ↓
http://komazaki.seesaa.net/