5月上旬に、イエメン隊員とメキシコ隊員が
緊急一時帰国となったことを知る。
イエメンは3月にあった韓国人を狙った国内テロの影響、
そしてメキシコは新型 (豚) インフルエンザのためであった。
一時帰国と言っても、状況によっては
任国にもう戻れないこともある。
イエメンにはエジプトの研修で知り合った隊員がいて、
メキシコには駒ヶ根の訓練で同じ班だった隊員がいる。
とても人事と思えないのである。
メキシコの隊員は、
活動予定を全てキャンセルしなければいけないもどかしさ、
自分は避難できるけど、現地の人は
そこで生活しなくてはいけないという現実が悲しい、と言った。
そうか、そういうことがあり得るのだ、
とはっとさせられた。
もし自分が一時帰国になったら・・・そんなこと考えたくない。
それは、あまりにもつらい。
この10ヶ月間、ベナンで無事に今まで過ごしてきた。
最近は、体も慣れてきて体調を崩すことがほとんど無くなった。
1日1日無事に過ごせることのありがたさを
忘れかけていた。
どうか、あと1年と2ヶ月、無事に過ごせますように。
そして、イエメンとメキシコの状況が
1日でも早く良くなりますように。
P.S. 6月上旬に、メキシコ隊員は無事任地に戻れたようです。