基準 | アメリカの大学院で勉強する、舞のもぐもぐブログ

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旧『ベナンで活動する舞のもぐもぐブログ』 

2008年6月~2010年6月の2年間、青年海外協力隊として西アフリカのベナンという国で活動しました。

2012年8月から2014年5月まで、アメリカのブランダイス大学院(Brandeis University)で国際開発学を勉強しました。

基準は下げた者勝ちだと思う。

あじさい ある日、協力者のNGOの人から
電話がかかってきて、
「今日の約束無理になった」 と言われた。
約束の時間の3時間前だった。

とってもびっくりして、
奇跡かと思ってしまった。目

ワン切りじゃなかったし、
約束の3時間も前に断ってくれるなんて。

おかげでその日の予定を立て直しやすかった。

たいていは3時過ぎてから言われる。
下手したらこっちから電話しないといけないことも。

それだけで幸せな気分になったのだ。


あじさい 障害者グループの会長も
最初こそ付き合いが大変だったけれど、
「話、聞いてるよ、何?」
「今日みんなで話し合わなきゃいけないこと、何かある?」
と言われるようになっただけで、おっ!と思う。

「荷物を持ってあげる」 と言われたときなんか、
頭をどこか打ったんじゃないか、と思ったほどだ。


あじさい すれ違うとき、子供に普通にあいさつされると
「お金くれって言わなかった、なんていい子なんだ」
と思ってしまう。

などなど。


腹の立つことはまだまだあるけれど、
そういう意味で幸せな気分になることの方が
断然多い気がする。

日本のいいところと比べてしまうと、
ベナンでの生活は決して楽しくないと思う。

そういう姿勢では、世界のどこに行っても楽しくないだろう。

基準は下げた者勝ち。

結局減点方式ではなく、加点方式が
どこに行っても幸せに生きるコツなのだと
あらためて感じた。得意げ