絶望的な夜 | アメリカの大学院で勉強する、舞のもぐもぐブログ

アメリカの大学院で勉強する、舞のもぐもぐブログ

旧『ベナンで活動する舞のもぐもぐブログ』 

2008年6月~2010年6月の2年間、青年海外協力隊として西アフリカのベナンという国で活動しました。

2012年8月から2014年5月まで、アメリカのブランダイス大学院(Brandeis University)で国際開発学を勉強しました。

アブランクーについて4日目、
ひどい下痢になった。

 
ベナンに着いてすでに4度目である。

 

弱った体の上に、
たった4日間で家で3匹のゴキブリを見、
静まり返った夜に家の近くで物音がし、
人の気配を感じてとても恐くなった。
(雨音だったかもしれないけど)

 

まだ周りに知っている人がほとんどいないので、
本当に本当に恐くって心細くなった。

 

「こんな生活、2年もやっていけない」
と早くも4日目で泣き寝入り。

 

その夜、真夜中の3時半、
不気味な歌声と太鼓の音が聞こえて目が覚めた。
歌声は何度も何度も家の前を通りすぎた。

 

・・・オロ開始の合図だとすぐに分かった。※

 

明日からどうなるのだろう・・?
絶望的な気持ちで、その歌を聞いていた。

 
オロ(聞いた情報) : ブードゥー教のお祭りで、
 秘密結社があり、男の人しか見ていけないと言われる。
 オロの期間中 (約1ヶ月間) は、暗くなった後
 女の人は決して外に出てはいけない。
 その間、何日間か1日中外に出てはいけない日がある。
 (姿を見せてはいけないので、窓を開けてもダメ)
 万が一外に出てしまうと殺されるという噂がある。
 アブランクー、サケテ、アジャラにて、
 年に1度8月頃に行われ、直前に日程が決められる。