8月は いろいろ思うこと、
行動することが多いような気が
します。
「○○くんは、飛行機?新幹線?」
なにやら慌てたような母の声。
その日は 当時、交際していた
男性が
研修先の東京から
お盆休みで帰って来る日だった。
「どないしたん?」
「東京からの飛行機が消息を絶った、って
ニュースでやってるから・・・」
「○○さんは、いつも新幹線やよ」
「それなら、いいけど」
たまたま待ち合わせをしていた
大阪駅のホームから
自宅へ公衆電話をかけた際の
母との会話。
当時は、インターネットはもちろん、
携帯電話も普及していなかったから、
連絡方法は自宅の電話か公衆電話。
ニュースも街頭で観ることも
あまりなかっただけに、
情報がすぐに届かないから
母の話になんだか怖い気持ちに
なったことを今でも
記憶している。
それから、毎年。
お盆休みに入る時期になると
ニュースだけでなく、
思い出す。
その日の胸の痛みを・・・。
あれから30年も経ったのか・・・
交際していた男性は
後に夫となり、わが子達の
父となり、入社30年となった。
70年も経つらしい。
当時、中学1年生だった父。
女学校1年生だった母。
二人は83歳になった。
8月15日正午。
サイレンとともに
黙とうした。
気づくと、
昼食で部屋から
出てきた双子も
手を合わせていた。
社会の役に立ちたかった、
もっと生きたかった人たちの
分まで、
私たちは
生かされているのだ。
ちょうど、日本は お盆。
多くの尊い命が、
大切な人が
空へといった事実を
改めて思う。
合掌。