昨日は双子の中学校最後の
体育大会でした。
これまででも、一番の晴天。
ビデオカメラと三脚と
デジカメ持って、いざ出陣!!
ふたりとも
クラブ対抗リレーと
スエーデンリレーと
二人三脚と
組体操に出場。
組体だけは 実家の父も
タクシー乗って、観に来れました。
SYUNが大会直前に
丸坊主に
なったので、
すぐに見つかったけれど、
RYOを探すのに
カメラを覗いて遠くを見ると
ぼやけてしまう、視力・・・。
しかも、立ったり座ったりで
足をつってしまう始末・・・。
体力も視力も衰えは隠せません。
プログラムに合わせて移動も
大変でした。
リレーなど、
3年生ともなると、
脚力がすごい!すごすぎる!!
大迫力で走りこんでくる
我が子!
同時にスタートしたので、
二人を撮影することができず・・
帰宅して、確認すると、
なんということでしょう・・・・
いつも物静かなRYOが
「俺が全く映ってない!!SYUNは
映ってるのに!」と、
顔を真っ赤にしました。
「だって、速すぎて」と
言い訳する母である、どてなべ。
「お母さん見えたから
前を、走ったで!」
そうです。目立つように
ショッキングピンクの服を着ていたから。
なのに・・・。
RYOはなんでも、よく我慢します。
赤ちゃんの時からです。
RYOが
一生懸命やっても、
要領のよいSYUNが
持ってってしまうことも
しばしば・・・。
「双子の宿命か」と
親としても、見ていて歯がゆい
ものでした。
だから、今回、最後の体育大会で
すごく頑張ったのでしょう。
だから、よほど悔しかったのでしょう。
しかも、
おそらく、二人そろって
走るなんて、
双子人生で、あとにも先にも
今回だけかもしれなかったのに・・・・
「ごめんなさい!
二人同時に見れなくて・・・」
「ぼやけてしまって・・・」
何回も
言い訳ばかりの
見苦しい母親。
自分の苦しさを隠すように・・・。
いつもいつも双子に
優劣のないように、
平等に接することだけを
意識して、
比較されるという、
いやな思いをしないように
願ってきたのに、
こんな最後のチャンスを
逃すなんて・・・・。
久しぶりに落ち込みました。
10人以上に
問い合わせましたが、
無理でした・・・。
それからは何も言わずに就寝。
今朝、改めて
「ほんまにごめんね」と
しみじみ言うと
「いいよ」とポツリと
応えたRYO。
「誰にでも失敗はある」
子どもが落ち込んだとき、
親として慰めてきたけれど、
今朝のRYOの
静かな「いいよ」が
何よりも胸に響きました。
情けないけれど、
救われた気持ちでした。
そして、今日、
ちょうど、会った友人のKさんに
聴いてもらって、
「すごく、わかるよ!!」と
言ってもらえて、
同じ中学生の子を持つ
母親として、
二人で涙ぐみました。
ありがとう。Kさん。
長い子育ての中では
小さな小さな出来事、失敗。
でも、RYOにとっては
15歳の
大きな大きな出来事。
なのに、許してくれました。
その胸の内を思うと・・・
ありがとう。RYO。
母親としての思い。
最後まで読んでくださって、
ありがとうございました。