どてなべ。の【居場所&語り場】づくり

こんにちは。双子ママのどてなべ。です。


長くなりますので、ご勘弁くださいませ。


先日の日曜日、


双子の中学校部活動である

体操部の

今期最後の試合が行われました。

お蔭さまで、

双子の所属チームは

大阪府で団体優勝。

種目別競技も総なめしたそうです。


昨年、部として発足したばかりで

今春卒業した先輩、

今秋引退した先輩方は

昨年大阪市で開催された

全国大会への出場権も

いただき、

1年生だった双子も

準備や運営スタッフ、片付けなど

多くの体験をさせていただきました。


そして、今期、ついに


双子が表舞台へ・・・


以前、記事にさせていただきました。


今期の春、夏の市内大会で


2大会連続で


RYOの所属チームが団体優勝し、


椎間板ヘルニアになりながらも

トレーニングを欠かさなかった

SYUNも2軍として

復帰を果たし、慶びの涙を

流した・・・・。と。



しかし、この大会に向けて


どてなべ。家では


複雑な7日間を過ごしました。



9月の市大会で主力の3年生が

有終の美を飾り、


今回の大会は

2年生で今季を引っ張ってきた

RYOのいわば、



「1年間の集大成」のようなもの。



ところが・・・


大会の6日前の夜。


RYOが「腰が痛い」と


言い出しました。


前日まで 中間試験のため


部活動が休みだったので、


RYOは好きなパン作りを


していただけでした。


「痛み」を訴えた時も


「しばらく練習なかったし、パンをこねるのに


力を入れすぎたんちゃうの?」と


笑って湿布を貼っていました。


ところが、痛みは一向にひかず、


酷くなるばかり。


ついには


前屈も後屈もできなくなったのは


大会4日前。


しかし、行きつけの整形外科は


その日と翌日が休診でした。


大会2日前。


やっと行ったものの、


待合室で座っても居られない


状況にまでなっていました。


レントゲンでは


腰椎の圧迫骨折のままです。


「明後日、最後の大会なんです」


と言うと、


ドクターはため息をつきました。


「将来をどう考えているかやな」



とても優秀で信頼している


ドクターだけど、


それで納得はできませんでした。


RYO本人は


「チームに迷惑かけたくない」


「失敗して汚い体操を見せたくない」


それにも納得できませんでした。


酷い母親ですね。


そして、


硬膜外ブロック注射を希望し、


翌日の朝まで様子を見ることに。



翌朝、注射の効果はなく、


骨自体の痛みが酷い、と。


夫にも付き添ってもらい、


説明を再度していただきました。


「治るんですか?」と夫。


「もちろん、治りますよ。


ただ、体操を続けていく限り、


この痛みは繰り返される。


それにどこまで耐えられるのかは


本人です」


「これ以上、骨が飛び出てきたら


手術も考えねば」


「あと一本上をつぶしていたら


この子は 車いす生活ですよ。」


そういわれると


この状況は受け入れなければなりません。


神様にも感謝しています。



翌日の試合出場は



絶望的となりましたが、



このまま体操競技をやめてしまうことは



あまりにも忍びない、と



胸が痛くなりました。


本人は 現実としてとらえておらず、


母親が一番落ち込みそうになるのを


何とか気持ちを切り替え、


指導の顧問先生に報告。


先生方は「使える部分だけ、


来年まで鍛えていこう。


指導もできるやろ?


休んでたSYUNの気持ちも


わかるようになるやろう。」と


言ってくださいました。


大会当日を迎えました。


RYOの代役は


同じ双子である 2軍だった


SYUNが抜擢され出場。



めざましい演技を披露して、


種目別床演技では2位に


輝きました。



夜、二人が帰宅して


静かな雰囲気だったのですが、


夫が「どうやった?」と尋ねると


SYUNが遠慮気に


「優勝」とそれぞれの結果を


教えてくれました。


夫は大喜びです。


念願の大きな大会での


初優勝ですから・・・


双子はクールにしていました。


RYOは


会場でもサポートする大事な


ポジションにいましたが


終了後に「お疲れさん」と


声をかけると


「疲れるようなことしてない・・・」


普段言いそうにない


ぶっきらぼうな返事をしました。


「腰、痛くない?」


「ずっと、痛いよ!!」


悔しさがにじみ出るような声。


それでも、部員の前では


無理そうに見える笑顔で記念写真に


応えるRYO。


肩を抱いてやりたい衝動にかられ、


何とか我慢しました。


「もう、何も言ってやるな」夫。


優勝に貢献したSYUN。


抱きつきたい衝動を抑えました。



どちらも大切な我が子です。



夜は 以前から準備していた


焼肉の鉄板焼きをしたのですが、


珍しいマトンを


二人とも とても喜んでくれて、


いつもの笑顔に戻ったRYOに


ホッとし、夫とともにワインも進みました。



そして、昨日、


何枚もある大会の表彰状を


SYUNの机の影で見つけました。


普段、言いたい放題で


「生意気」と言われがちな


SYUNですが、


出場できなかったRYOに


気遣いしたのかな?



難しい思春期に向けて


もっともっと いろんな


出来事があるでしょうが、


間違っていない、と思いたい。



またまた泣けてきた


親として修行中の どてなべ。です。



長くなりましたが、


最後まで読んでくださって


ありがとうございました。


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