昨日
入院していた病院スタッフからの
「リハビリ中の患者さんの励みになるから」
との お声かけで
父(79)が篠笛を吹きました。
「蘇州夜曲、知床旅情、赤とんぼ、ふるさと」
時代は変わっても
どれも 癒される曲です。
お試しやリクエストもいただいて
何回、吹いたことでしょう。
相当の肺活量で
かなり疲れたはずです。
でも、照れながら
ニコニコしている姿を
2月以来、
初めて見ました。
父の入院中、どてなべ 嫁ぎ先の義父が
亡くなりました。
父は葬儀に参列できないので
「千の風になって」を
屋上で吹いてくれていました。
そのために 人知れず
稽古していたそうです。
後遺症で
視覚が片方、ダメになりました。
当時は
腕も上がらず
何度も笛を落とした。と
紹介してくださったスタッフさんから
聞いて 改めて 驚きました。
双子がお腹にいるときや
寝かしつけるときに
口ずさんでいた 赤とんぼが
流れると
急に
意識不明で運ばれ
長い時間、冷たい床のERで
ストレッチャーに横たわって
危篤状態だった父の姿を
まざまざと思い出しました。
ここまで回復してくれた父への尊敬、
全て への 感謝で
涙が あふれました。
母は「いただいた命」と
いつも 言います。
本当に ありがとうございます